明治安田生命J3リーグ 第8節福島ユナイテッドFC vs いわきFC 〜それぞれのダービー。俺たちのダービー〜

おはようございます。

こんにちは。

こんばんは。

投稿が空いてしまいました。
申し訳ありません。

ゴールデンウィークを挟み、心身共に疲れを癒すことができました。

今節の記念すべき「福島ダービー」だけは伝えなければと思い。レビューを再開することに決めました。

J3に昇格するまでも、「福島ダービー」は開催されてきましたが、Jリーグに上がるということはそういうことなのかと、様々な面から実感しています。

4500人を超える観客

テレビでの中継

メディアでの取り上げ方

何もかもが違いました。
筆者が今回のダービーで感じたこと。それは、

敵味方関係なくこの試合を盛り上げたいという思い

が込められていたことだと思います。
キックオフの笛がなれば勝ち点3を得るために全力尽くす。
それ以外の部分では福島県全体の盛り上がりを遠くから見ていて感じました。

歴史的な1勝。いわきFCに関わる皆さん。
おめでとうございます🎉

では本題に入りましょう。

① スターティングメンバー

https://iwakifc.com/matches/top_team/2022/0504_019425.php より引用

2トップの一角としてチェイシングとボールをキープするプレーに長ける谷村選手が今季初スタメン。鈴木翔太選手と共に制空権を握りながらセカンドボールの改修までを含めた2FWの人選。
永井は2試合連続のスタメン。大外でも、インサイドでもプレーできるいい意味で「いわきFCらしくない選手」J3の強度に慣れるまではもう少し時間が必要だが、ゴール前のコンビネーションの部分やオンザボールの際の質は十分相手の脅威となった。

福島ユナイテッドはコロナ関係でベストなメンバーを組めない中でも。森、延の2枚は攻撃のスイッチになるキーパーソン。キャプテンの諸岡選手もバランサーとして機能した。

② 福島らしさ

立ち上がりにチャンスを掴んだのはいわきFCだったが、プラスの強度に慣れた福島ユナイテッドは得意なボール回しからの前進がよかった。

・WBはいわきFCのサイドハーフを越えるパスや持ち上がりを利用して前進。

・サイドハーフが外に食い付いたらハーフスペースのシャドウに当てる。

ボランチやシャドーの2枚が相手のチャンネル(サイドバックとセンターバックの間)を突くようなランニングが意図的に行われていたことなど、
3-4-2-1の理想的な使い方と言えただろう。

いわきFCのプレスをいなしたり、カウンターのカウンターを打ち出したり、ボールを持って崩しきるよりかはカウンターを織り交ぜながらいわきゴールに迫った。

③いわきFCらしさ

いわきFCの武器はなんといっても攻撃の厚みだ。

今節は嵯峨選手対策として基本的には左サイドに誘導されることが多く。チャンスも必然的に左サイドから生まれることが多かった。

クロスの部分もチャンスにつながったのは


マイナスへのクロス

だろう。前節のヴァンラーレ八戸戦での1点目も同じ形。


④ 見えない貢献度

いわきFCというと、どうしても攻撃の部分にフォーカスされるだろうが、今シーズンの特徴としては、最もCBの2枚が安定していることが鍵となるだろう。

両サイドバックの嵯峨選手、日高選手の良さである攻撃参加を支えるのは後ろで待っている2枚と山下選手。家泉選手、星選手の2枚はJ3内でもかなりの強度を保てる。今節はボールを持たされることも多く、ビルドアップ時の課題はあるが、本来の目的は


相手にゴールを取らせないこと。

純粋なセンターバックとしてここまで少ない失点数で来れているのは両者の存在無くしてだろう。
課題に向き合いつつも、シーズンを通じてチームに貢献して欲しい。


⑤ 8日に向けて

4日後に同じ相手と再戦をするなど滅多にない機会だろう。お互いに前節の改善を図りつつ福島ユナイテッドに関してはメンバーも復帰してくるだろう。

いわきFCが続けて勝つためには筆者はある要素が必要になってくると考える。

相手を引き付けること

今節のセットプレーでの有田選手の得点は記憶に残っている人も多いだろうが、その前には伊藤選手のシュートシーンがある。そのシーンの前での宮本選手の持ち上がりは崩しのシーンでのキーワードになるだろう。

パス、ドリブル、相手を引きつけるプレーは無数にあるが、宮本選手の運ぶドリブルや永井選手の仕掛けからの突破。鈴木選手のボールキープ。
両サイドバックが上がる時間を作ることも相手をボールや他の選手を留めることも引きつけることにつながるだろう。

守備のクオリティは保ちつつ、カウンターを含めたサイドでの崩しの局面は次回の対戦で大きな鍵を握るだろう。 

歴史的な一戦となった今節。
8日の対戦は同じようにはいかないだろう。
いわきFCは、課題であった後半のゲームマネジメントも修正されつつある。

34試合ある中でのたった1試合ではあるが、それぞれのサポーターにとっては思い出に残る1試合になっただろう。
シーズンはまだまだ続く。
福島県の2チームが初のJ2昇格へ向けて勝負のシーズンとなるのだろうか、いわきFCの応援もしつつ、最後まで昇格争いを演じるチームになることを願って今節のレビューを終了とさせていただきます。


最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

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