見出し画像

9極の耐9 in 筑波サーキット 202406②

前回、モンハンで言う死んだら戻ってくるベースキャンプの設営が完了した。
筆者はふとチャリなんか乗らずにビールをクーッとあおりたくなった。キャンプ道具とアルコールが無意識レベルでつながっているのだろう。確かにタープとテントを張ってビール飲まないなんていうのは自然の摂理に大きく反している行為と言えよう。

居心地の良さ青空満点レストラン

まだレース開始までいささか時間があった。未知なる土地に降りたってすることといえばもちろん探検だ。準備もそこそこに筑波サーキットを散策。

ここがピット、ライダー交代はここで行う

我々のピットは24番。みんなで24と聞いて何を連想するかゲームをやった。
筆者は元巨人のプリンス高橋由伸。
昭和の残り香をまき散らしがちのE原氏は元巨人の中畑清。
残り4人はアメリカンドラマの24(トゥエンティフォー)と答えた。
高橋由伸以外絶対ないだろうと確信していた筆者にとって驚愕の事実、まさか自分がマイノリティ側にたつなんて。高橋由伸の努力不足が露呈した瞬間だ。

マラソンみたく給水所もあった

初夏とはいえ気温は30℃を超える見込み。水分を忘れてくる間抜けなんて存在しないだろう、仮にいたとしても自己責任じゃないかと筆者は思ってしまうが、そうもいえない運営側の、ここまで準備したんだからトラブル起こさないでよね!という無言のメッセージが給水所から伝わってくる。

筆者も十二分に水分は用意していたがせっかくなのでスポドリを1杯頂いた。普段糖質を避けるため水分補給は水中心の筆者にとって、久しぶりのスポドリは妙に甘く感じられたと同時に、そこまで華やかでなかく基本2軍と3軍の往復だった青春時代を思い出した。
それもすべては大塚製薬が作るカースト制度のトップに君臨する生徒しか出てこないCMのせいだ。

これから中高生になる諸君、青春はあのCMを10倍ほど水で薄めたものだと心得てくれ。断言する、身近(物理的にも精神的にも)に女子はいないぞ。

なんて1軍のやつらをひがんでいたらアナウンスが聞こえた。レース開始までに最低1周試走しておけとのこと。なもんでとりあえずサーキットがどんなもんか拝見。

左からA間、E原、S水、M下

みんなでサーキットを眺める。試走だというのにハムスターくらい脚を回して猛スピードで目の前を通過するイキリニキがチラホラ。お祭り気分の我々とは明らかにモチベーションが違う。
見てても分からんからとりま走ってみた。

全長約2キロ。サーキットがゆえアルファルトのコンディションは公道のそれとは比べ物にならないくらいにグッドだ。凸凹やひび割れなど全くない。公道にはないヘアピンカーブでのスピード調整とコーナリングは課題になってくるだろう、内側に勾配がかかり曲がりやすくなっている点に早く慣れたい。最後の直線が少し長くここが最高速が出る見せ場ってかんじだ。

富士スピードウェイと比べると易しめの作り、短いしアップダウンもない。そもそもママチャリじゃなくてロードバイクだしね。1周4分くらいかな?4~5周走って交代って案配になるだろう。

試走も終わり最後の準備、疾走順をラインのくじ引きで決めた。
1番T橋、2番筆者、3番M下、4番S水、5番E原氏、アンカーA間。

そしていよいよスタートの時。

ゾロゾロとチャリダーがスタートラインへ

ブリーフィングがあるため出走者以外もサーキットへとのことでズラズラ。ここにあるチャリ全部で総額いくらになるんだろう、とすぐお金に換算する悪い癖が出る。
ガチ勢が多いから1台あたりの単価も相当だろう、100万超えるチャリもたくさんあるんだろうなぁ、馬鹿だなぁ。

筆者くらいの実力だとマシンの恩恵というのはそれほどなく、言ってしまえば所有欲が財布のひもを緩めてしまう感じだ。オレ高いチャリ乗ってんだぜウェーイ! ってしたいだけ。

そして高いチャリは総じて見た目がイカツい。つまりイカツいチャリに乗ってる人を見かけたら、元ヤンのおっさんがアルファード乗って無駄にブルーライトで床照らしながら運転席の前にぬいぐるみ飾っているあれと同じだと思ってもらえばいい。かわいそうな人種なのだ。

そんなわけで今回はここまで。次回からいよいよレースが始まるぞ、お楽しみに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?