9極の耐9 in 筑波サーキット 202406⑤
1週を走り終えた肌感覚と体力を照らし合わせ、ノルマを4週と定めた。3周だと「えー足んねーよ」と監督気取りのE原氏に文句を言われそうだし、5周以上したらもう走ること自体がお腹いっぱいになりそうだ。4週が頑張ると楽しいのゴールデンバランスというわけ。のこり3週もマイペースに走る。
途中、筆者のペースと同じくらいで走っている4,5人のトレインを見つける、ナイスー。しれっとあいのりさせてもらう。そういや昔あいのりって番組あったなー、OP曲ゆずの始まりの場所好きだったなー、はー胸キュンしてー…!
やっぱり風よけいると楽、全然ちげー。サンキュー、どこの誰か知らないしきっと2度と会うこともないおっさん達。1人で走っていたときよりも軽快に進んでいく。
ある程度走っていると先頭だったおっさんがつかれたのは横にはけ、そのまま筆者の後ろについた。なるほどこれが総北と箱学がインハイ最終日で見せた協調というやつか。知らないヒト同士が手を取り合う、なんともラブ&ピースな仕組みじゃないか。
感心していると先ほど先頭になったばかりのおっさんが早々に引き下がってきた。いや、もっと頑張れよ、荒北さんはそのままトップまで走りきったんだぞ。
ってかんじであれよあれよと前から2番目に。おいおい、筆者も引くのかい、まいったな。
筆者の前のおじさんが非常に礼儀正しいヒトで「お願いします!」と良いながら後方へ下がっていった。そんな元気にお願いしますとか言われたらさ、頑張るしかないじゃんかよ! ということで筆者先頭with他人のおっさんらのトレイン完成。
タイミング良く? この状態でピットで休むメンバーの前を通り過ぎた。彼らが「あー引いてるー!!」と指さしてケラケラしている姿が目に入る。おっさんなのか男なのか??のよくあるつまらない意地スキルが発動しみんなが見ている時だけペースぐっと上げる。
本当のおしゃれは見えないところ、例えば靴下とかにも気を使うのさ、的な本人以外には全くもって無駄なこだわりと同じくらい無駄に体力を使った筆者、ピット前を通り過ぎてほどなくして先頭を知らないおっさんに譲る。ちょうど4週目、あとはソフトランディング(あの手この手で先頭を走らず)でピットに無事帰還。ネクストのM下とバトンタッチ。
M下のクロモリフレームのロードバイクを見送り、「きついけど楽しいよ」と小学生が答えそうな月並みの感想をみんなに伝える。
立ち止まっていると火照った体から吹き出る汗が無性に気になったため息を整えがてらプラプラ歩くことに。このあと1.5時間くらいは出番がない、時間はたっぷりある。
給水所の隣に大きなプールが設置されていた。ここで水浴びが出来るとのこと。
筆者も真似て頭から水をかぶってみようかな、とプールに近づいたら係りのお姉さん(多分筆者よりちょっぴり年上だったからお姉さんと書いたの、お姉ちゃんじゃなかったよ)がホース片手に「お水かけましょうか??」とオプションサービスを提案してくれた。
こういう時素直に好意を受け取れないところが万年クラスの2軍と3軍を行ったり来たりだった筆者の悪いところで「結構です」とコミュニケーション取りません的なATフィールドを張り、セルフ水浴びを1度だけして水浴び場を早々に立ち去った。本当はもう2,3度水を浴びたかったのに。
とはいえだいぶ体の火照りもとれ汗も引いた。水浴びの効果凄し。このままもう少し散策を続ける。するとスイカが無料配布されていた。どうやら筑波9耐名物らしい。
大人になるとスイカを食べる機会って激減するよね。たまに食べるにしても四角にカットされたやつだし。やっぱりスイカは写真の通り三角形の頭から、ほっぺたを濡らしながら食べるのが粋ってやつでしょ! ということで筆者も今年初スイカを頂く。
うーん甘い!!夏だなー感が一気に増す。季節の知らせは季節モノを食べるのが1番。
ペース的に午前中であと2回は走る機会が回ってくる。ベースキャンプに戻りメンバーとちょっとした雑談の後仮眠を取ろう。なんせ試合は始まったばかり。のんびり行こうじゃありませんか。
ということで今回はここまで、次回に続く。
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