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会社の生産性を向上させる「mezameな女性」とは?

こんにちは。
キャリアコンサルタントの松岡澄江です。

女性が元気にいきいきとはたらける社会の実現をめざして、女性の健康とキャリアを支援するプログラム「mezame(めざめ)」の運営をおこなっています。

私たちは、このプログラムをどんどん広め、組織の中に「mezameな女性」を増やしたい、そんな想いで活動しています。
女性活躍推進の取組みの中で、このプログラムに興味を寄せてくださり、導入いただく企業さまも増えてきました。



今回は、私たちが増やしたい「mezameな女性」とはどんな女性なのか?についてお伝えします。

「mezameな女性」が持つふたつの要素

私たちは、自律的にはたらき、自分をコントロールする力を持っている女性を「mezameな女性」といっています。


自分の人生を自分らしく生きる人。
人生を人にゆだねることなく、ましてや組織に依存するのではなく、自律的にはたらく女性をイメージしています。



「mezameな女性」の素になっているのは、ふたつの大きな要素です。

ひとつが「健康知識を持っている」こと、そしてもうひとつが「自分のキャリアを自身で考えている」ことです。

① “健康知識”を持つ大切さを知っているひと

・周期や年代で揺らぎやすい女性のからだについて知っていて、セルフケアをおこなうことができる
・体調の変化を踏まえてキャリアを考えることができる
・かかりつけの婦人科医を持っている

女性特有の周期や、年齢とともに変化する健康課題について十分な知識を持っていることは、仕事や生活の質(QOL)の向上のためにも重要です。
ですが、多くの女性は、自分のからだについてきちんと学ぶ機会が少ないのが現状です。

加えてからだのことは個人差が大きいので、関心がある人とない人の差も大きいのです。
 
毎月、月経前からの心身の不調や月経時の痛みに耐えている女性は本当にたくさんいるのですが、

『こんなことで休むなんて怠けていると思われるかもしれない』
『生理痛はがまんすればいい。みんなもそうしているのだから』

と、精神論で乗り越えようとしている人もいまだに少なくありません。

けれど、自分の体調の変化を把握し、婦人科を診察して対応したり、セルフケアの方法を学んで少しでも自分が楽になれるように工夫をしている人は、安定的にパフォーマンスが発揮できますし、何より生活の質が向上します。

自分のからだを知って、100%ではないにしろ、ある程度のセルフコントロールができるようになることは、人生のよしあしにも大きく影響するのです。

平均して6年9ヵ月分にもなるという、現代女性の生涯の月経期間
ぜひ正しい健康知識を知って欲しいと思います。

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② “自律”の意味を知ってキャリアを考えられるひと

・「過去」の経験が培った「現在」できることや人脈等のリソースを認識している
・「将来」やりたいこと・やるべきことが整理できている
・「未来」に向かって前向きに仕事に取り組むことができる

右肩上がりに経済が成長していた時代だ、キャリアも直線的でわかりやすかったのですが、今は不確実な時代です。未来の見えにくいこの時代を自分らしく生きるために、自律的にキャリアを考えるスキルが必要です。


これからの未来により良いキャリアを歩むために、mezameでは実践的な“キャリアプランニング”の手法をお伝えしています。

これまでの経験が今の自分を形づくり、今の自分がさらなる未来を創っていくのです。

自身の健康課題を知り、体調をコントロールする方法を身につけるための行動ができるひと。
経験の棚卸しをし、その情報をもとに未来を描くことで、仕事へのモチベーションもコントロールできるひと。

私たちは、そんな女性を「mezameな女性」と呼んでいます。

「mezameな女性」が増えることで組織は活性化し、それが生産性の向上につながって、企業の業績にも良い影響をもたらします。

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組織でmezameな女性を増やすプログラム“mezame”の3ステップとは?

【STEP1】
女性の健康知識がキャリアとつながりがあることを組織全体で理解します



チームの生産性を上げるためには、一人ひとりのパフォーマンスの向上が必要です。からだの周期が仕事のパフォーマンスに影響することもある女性の健康知識を、男性も含めた組織全体で理解することが大切です。
今後は、産前産後休暇・育児休暇の取得、時短勤務等も増えていくことが想定されます。男性の育休取得も推進されていきます。
チームワークや社員のパフォーマンス向上のためにも、組織全体で女性の健康を理解することが重要になります。

【STEP2】
自分らしいキャリアを自律的にプランニングできる従業員を増やします


女性のからだは年齢とともに変化します。
同時に、ライフイベント(結婚・出産等)によってはたらきかたが変化したり、仕事から離れたりもします。
体調の変化だけではなく、ライフステージの変化にともなう、女性の不安や悩みはつきません。

「仕事は続けたいが子育てもしたい」
「ある程度キャリアを積んでから産むべきか」
「育休復帰後、本当に働きつづけられるのか?」

このような葛藤を、はたらく女性たちは長い間持ち続けてきました。
日頃から、今だけではなく未来のワークライフバランスも考え、自分にあったキャリアーーはたらきかたと生きかたを含む“人生全体”をプランニングできる力を身につけることが、これからはさらに大切になります。

【STEP3】
キャリア面談で視界をクリアにしモチベーションを高めます

はたらきかたや仕事に対するもやもは、次第に大きな雲のように広がり、心に影を落としていきます。
不安の影はネガティブな思考につながり、やがて仕事のパフォーマンスにも影響していきます。

もやもやを抱えた段階で言語化することは、考え方を整理整頓し「話してスッキリした!」という自浄効果で心の重荷を取り去るためにも大切です。

“傾聴のプロ”であるキャリアコンサルタントとの面談を通して、仕事の悩みや今後のキャリアについて対話することが、“自分の今いる場所”の再認識につながり、仕事へのモチベーション向上にもつながります。

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「mezameな女性」の増加は組織の活性化につながる

女性が働きやすい職場は、メンバーそれぞれがお互いを尊重し、自分とは異なる価値観を認め合い、“共にはたらく”という意識が広がります。

若者・介護を担っている人・治療と仕事を両立している人・シニア・ハンディキャップがある人…など、さまざまな属性の人、さまざまな事情を抱える人にとっても働きやすい組織となっていきます。

労働力不足の解消、女性活躍推進、業務効率化、生産性向上、ダイバーシティインクルージョン…、日本の“はたらく現場”には、今、さまざまな課題が山積していますが、その解決の第一歩は「mezameな女性」を増やすことにあると考えています。

はたらく女性の健康とキャリアを支援するプログラム「mezame」を、すべての人がいきいきと活躍できる組織づくりのために、ぜひ活用していただきたいと願っています。

■ 文/松岡澄江(まつおか・すみえ)
国家資格キャリアコンサルタント、研修講師


“mezame”は、
はたらく女性の健康とキャリアを
サポートするプログラムです

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さんぎょうい株式会社が提供する“mezame(めざめ)”は、産業保健師と国家資格キャリアコンサルタントがタッグを組み、

*健康知識とキャリアプランニングの基礎研修
*個別のキャリア面談によるモチベーションアップ
*ライフステージ別・職級別の健康とキャリアを考えるセミナー 等

をおこなうサポートプログラムです。

女性特有の周期的なからだの変化、年代やライフステージごとに変わっていく役割、体調、かかりやすい病気…。
ウィメンズ・ヘルスをふまえて“はたらく”を考えれば、女性従業員のパフォーマンスは今以上に向上し、女性自身もなりたい自分、叶えたい人生に近づくことができます。

女性活躍推進や健康経営施策としても最適なmezame。経営者のみなさん、人事・HRご担当のみなさん、ぜひ導入をご検討ください!

▼▼ 詳しくは下記リンクより。資料の無料ダウンロードもできます。


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