見出し画像

英文事務って実際何してるの?


こんばんは。MEZです。春らしい過ごしやすい陽気が続く日々、皆様いかがお過ごしでしょうか。


さて本日は前回に続き、「英語を使う仕事」について書きたいと思います。


最初に少しだけ自分の話をします。私は大学時代、英語を使う仕事に就きたいと思っていました。

と言っても、英語系の学部を出ていないし、TOEICの点数も高くないし、勝算はないに等しかったです。泣

それでも就活中、試しに1社だけ受けたことがあります。結果は案の定不合格。

本格的に就活したのは、以前の記事に書いた通り、一旦英語を全く使わない職に就き、それをやめた後です。



ここからが本題です。

昔の私と同じように、英語を使う仕事に就きたい・興味がある学生さんって、結構いるんじゃないかなーと思っています。

でも、実務で何をしてるのかよくわからなかったりしませんか?

(少なくとも私はあまり想像がつかなかったです。今よりインターネット上で得られる情報が少なかったのもあるかもしれませんが。)


そこで今回は、実際に英文事務として働いていた私が、日々どんな業務をこなしていたのか、書ける範囲で書いてみようと思います。


※所々ぼかしています、ご了承くださいませ。




主な仕事

おおよそ以下のような仕事をしていました。中には英語を使わないものもあります。個人でやったり、チームで協力したり、色々。


・契約書翻訳(日/英)

私のケースでは法律関係の知識は問われませんでした。他の業界や会社だと違うかもしれません。ちなみに翻訳学校には通っていません。TOEICのスコアが高ければ翻訳もできるでしょ〜的にラフに業務を振られることが多かったです。意外とそういう会社、あるのかも。

もちろん、翻訳学校に行ったり、ライティングを学んだりしたほうが、より専門性の高い仕事ができると思います。


・書類翻訳(日/英)

会議資料から広報物までさまざまな資料の翻訳。


・ウェブサイト作成(日/英)

時々翻訳をしつつ、HTML言語を使用しウェブサイトの作成/更新。


・メール処理(日/英)

業務に締める割合はこれが一番多かったです。一日に10−50通くらい対応。繁忙期は100通を越えることも。

使う文章は最初こそ調べまくりましたが、次第にテンプレ化されていきます。テンプレを使っている間は、ほぼ思考停止状態で自動作成しているので、こればかりやっていると英語力は伸びません。

英語力を伸ばすには、ちょっと違う表現を使ってみるのが良いのでしょうが、正直なところ毎回はできなかったですね。

それでも余裕がある時は、調べたり、ネイティブの返信を見て真似するなどして、語彙や表現の幅を広げました。


・会議対応(国内/海外)

和文/英文議事録作成、海外からの来訪者のアテンド(たまに世間話)など。


・外国人社員のサポート

雇用や税金関係の書類作成方法について英語で説明したり、会議資料の英訳などをしてあげていました。


・出張手配

上司や自分の海外出張時の宿泊先、フライト確保など。


・電話/来客対応(日本人から外国人まで)

英語ネイティブの方よりは、非英語圏の方の対応が多かったので、自分にとっては聞き取りにくいアクセントの方も多くて苦労しました。

が、そんな時は、YouTubeなどでその国の方の動画を視聴し耳を慣らすか、普通に何回も聞き返していました。恥は捨てるに限りますね!!


男女比率

男:女 = 1:2

私の経験+同業の方のお話を伺う範囲では、英文事務は女性比率が高めです。(業界によるところもあるかもしれません。)

ですが、男性で活躍されている方もいらっしゃいました。

これは性別問わずの共通点ですが、他業界からの転職者が多い印象でしたね。私と同じく、一旦別業界で経験を積んだ方が、やはり英語を使う仕事がしたいと思って転職してくるケースが多いみたいです。


英語はどれ位話す機会があるの?

担当業務によってはほぼ毎日話をする必要が生じます。

ただ、私の業務では話す機会は少なく、上記の通り翻訳、メール対応など、読み書きがメインでした。

プラスアルファで、基本的な事務処理能力(メールソフトの使い方、ワードやエクセルの使い方、PC操作やネットワークに関する知識)、ビジネスマナーは心得ておくと仕事が円滑に進むと思います。

私は前回の記事で秘書検定を取得せず秘書になったと書きましたが、ビジネスマナーを学ぶことを目的として秘書検定を学ぶのは有効だと思います。


ある日のスケジュール

9−10時 出勤、メール処理
10時−11時 チームミーティング
11時−12時 議事録作成
12時-13時 ランチ
13時−16時 翻訳業務
16時-17時 上司とのミーティング
17時-18時 次回の会議資料作成、ウェブサイト更新、退勤
(随時対応:電話、来客)


残業・休暇事情

ほぼなし。あっても月10時間以内でした。お休みは取りやすく、休暇理由を聞かれることはありませんでした。(本来は聞くものではないと理解していますが、会社によっては、慣習として聞いてくる文化は未だ残っていると思われます)


在宅勤務

ありました。新型コロナウイルス感染症が広まり出してからは、在宅勤務が多かったです。PCとネットワーク環境さえあればできる仕事ばかりなので、特に支障は感じませんでした。




以上、私の経験を簡単にまとめてみました。これはほんの一例に過ぎませんが、なんとなく英文事務の仕事内容をイメージして頂けたのであれば幸いです。


一つだけ言っておくと、業務によって話す・聞く・書く・読むの英語4技能の内、どの部分をたくさん使うか偏りがあるかもしれないです。

なのでよく調べずに入社してしまうと、「英語を話したくて(or読み書きしたくて)入社したのに、全然機会がない・・・」などと、ミスマッチに苦しむ可能性もあります。

よって就職を考えている人は、気になる企業のウェブサイト、OB・OG訪問、面接時の質問タイムなどで日々のタスクや1日のスケジュールを確認しておき、どの技能が求められそうか把握しておくといいでしょう。



では、また。


MEZ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?