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TOEIC400点台の一般事務員が英文事務員にキャリアアップするまで


以前に「未経験で英文事務になれるのか」についての記事を書いた。

しかし実際私がどうやって就職したのか、面接の様子、就職時の英語力などについてはあまり触れていなかった。

そのため当時のことについて、もう少し詳細に書いていこうと思う。

英語を使った仕事に興味がある方の参考になれば幸いです。



英文事務としての初仕事の概要

社長秘書。

社長のスケジュール管理はもちろんのこと、海外とのやりとりが多い職場だったので、海外からの来客のアテンドや滞在先の手配、イベントの運営、会議資料の翻訳など、業務は多岐に渡った。なお、秘書検定は持っていないし勉強したこともない。

(個人的には、一般的なビジネスマナーが身についていること&秘書になる方の性格や仕事のスタイルを見極め適応する力が重要で、それさえおさえていれば資格はなくても働けると思う。)


就職に要した時間

タイトルにある一般事務を退職〜英文事務の仕事をはじめるまでの期間は約2年間。(その間に短期留学と英会話講師の仕事をしていた。)

英文事務になるための就職活動にかけた期間は2ヶ月間くらい。前職の英会話講師の仕事の合間に面接を受けていた。


就職活動時、応募した企業数

就職した会社を含め4社うち3社は非正規雇用としての募集。


採用面接

書類審査で落ちたものを除くと2社受けた。

うち、英語面接があったのは就職しなかった方の企業。中学〜高校レベルと思われる文法問題がメインの英語筆記試験の後、電話対応のシミュレーション面接を受けた。(業務内で電話対応が多いとのことだったので、即戦力になる人を求めていたようだった。)

こちら結果は出ていなかったが面接時に違和感があったのと、秘書の仕事の採用通知が先に来たので、辞退した。


もう1社はすでに述べた秘書の仕事。派遣社員としての募集で、まず派遣会社で簡単な面接を受けて、社員として登録された。その後自分のスキルや希望などを伝え、秘書の仕事を紹介されたもの。

就業先でボス(日本人)とお会いして軽く日本語で世間話をし、すぐ(確か翌日)採用通知がきた。TOEICのスコアは履歴書に書いたが、1ヶ月だけという短期契約だったので先方もそこまで吟味せずに雇用した疑惑がある。能力が買われたというよりは、とにかく人手が欲しそうな印象だった。(ただし何やかんや気に入っていただけて契約を1年延長して貰った。期間や雇用形態にかかわらず、真面目に働くこと。当たり前すぎることかもしれないが、それが大切なのだと思った。


英語力の詳細

・一般事務時代→TOEIC400点台〜700点台後半(在職途中で勉強を始め、スコアをあげるのに約2年)

・留学〜英会話講師時代→TOEIC800点〜900点

なので英文事務の面接を受けた時点で900点近くだったと思われる。



新卒採用してる?

詳細は忘れてしまったが、何らかの社会人経験を求めていたところが多かった気がする。といっても、英語以外に高度なスキルを要求された会社はない。(私が受けた会社に関しては。専門性があれば正社員雇用も多いかもしれないし、給与や待遇はいいと思う。)



給与、待遇

すでに述べた通り非正規雇用の会社が多かったため、給料は一般事務とあまり変わらないか若干高いくらいで、非正規雇用の求人に関してはボーナスはなかった。英語を使ってバリバリ働くなんてかっこいい!と思っていたけど、現実は厳しい。働きながら、専門性欲しいなーーーってずっと思ってた。

なのでよほど英語を使った仕事に興味がない限りは、(非正規雇用の英文事務に関しては)人にもおすすめしない。

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自分の経験を踏まえ、コメント

・一生同じ場所で働くことは推奨しない

英語スコアのみで応募可能だったり、未経験可能な求人の場合、待遇はよくないことが多いので。(英語+専門スキルがあるなら話は別)


・その代わり、色々活用できる点は魅力

転職前提で一旦就職し、スキルアップを狙ったり、実績作りのために働き、再度就職活動をする際のアピール材料にすることができる。(これは前の記事にも書いたな)

実際、私の勤めた会社は全く残業はなかったので、空いた時間でクラウドソーシングサービスを活用し副業をしたり、翻訳の勉強をして少しずつスキルを身につけていた。

【2021/10/21更新:関連情報】Webライターになるまでの道のりとかは以下の記事に書いています↓


秘書の契約終了後、次に受けた会社では前職の経歴を実績として認めてくださり、採用となった。給与についても、同じ英文事務という職種であったが、最低年収時代からみると2倍ほどになった。



以上が私の経験です。


個人的にはお金を貰いながら大好きな英語を学べる環境が最高で、高収入は望んでいなかったのもあり、そこそこに充実した日々でした。

正社員ほど期待をかけられていない感じも楽でしたね。だからと言って適当に働いたわけではないですが、なんかこう、正社員時代にあったようなプレッシャーからの開放感があったなぁと。


別に英語を使う仕事に限らずですが、好きなこと・興味のあることを仕事にしてみたことがない場合は、一回経験してみるのもありだと思う。

(人にすすめないといいつつw)


人生長〜いので、冒険、寄り道、回り道もありよりのあり(`・ω・´)


てなことで本日はこの辺で。


MEZ

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