19/20 イングランドプレミアリーグ マンチェスターシティvsウルヴァーハンプトンワンダラーズFC 観戦記録
マンC 0-2 ウルヴス
1.はじめに
どーも、ご安全に。
大宮で同じみのメキシコだよ。ですが、今回は大宮の試合ではありません。
前からやろうとは思っていたものの、なかなか時間がなくてやれてなかった、他チームのレビュー、雑感、観戦記録。始めてみました。
他のレビュワーさんも海外の試合を取り上げているけども、特に縛られずにこっちは時間がある時につらつら書いていきたいと思います。
ただただ観てるだけなのも勿体ないかなと。とりあえず記録はしておこうかなと。なので、観戦記録としました。こんな感じの試合やったで〜的な。まぁ気が向けば深掘りしていこうかなと。
チームについては特に決めてませんが、推しがウルヴスなので、その試合を中心に、あとはザスパあたりをチェック出来ればなぁと考えています。まぁその辺も縛りなくつらつらとやれればなと。
(まぁもちろん、noteを使ってみたかったという事もあまります(笑))
因みに、100円設定にしてみましたけど、普通に最後まで読めます。ジュース奢るからノート見せて〜的な感覚で、気前の良い人は奢って下さい(笑)無論、普通に読んで頂いて問題ないです。
さて、今回はマンチェスターシティvsウルヴァーハンプトンワンダラーズFCの一戦。この試合を取り上げることにしました。
結果はまさかの0-2で勝利。耐えて耐えて、最後に仕留めるという展開でした。一体何があったのでしょう。振り返っていきたいと思います。
尚、10月13日(日) 21:48までdaznで見逃し配信してます。台風で引きこもってるあなた。サッカーどころじゃないって人もいるでしょうが、時間ある人はこの記事読みつつ、試合を見るのも良いかと思います。
2.両チームスカッド
まずはスカッドと噛み合わせを確認していきたいと思います。
シティは4-3-3ではなく、4-2-3-1の布陣で入ってきました。シティはDFのラポルテ、ストーンズが怪我で離脱。更にIHのデ・ブライネも怪我という事で、割と満身創痍な状況。
特にCBですね。フェルナンジーニョがCBを務めることとなっています。という事でそこをカバーするために中盤の底を2枚にして対応してるといった所でしょうか。
一方のウルヴス。直近2試合(ワトフォード戦、ELベシュタクス戦)は3-4-3の布陣でしたが、この試合は3-5-2を選択。
シティのカギになるであろう、中央3枚(今節は2DH+OH)を2IHとDHで噛み合わせる狙いがあるのかなと思いましたが、ウルヴスも前線のジョッタ、ネトがプチ離脱中。
双方ベストとは言い切れない中で試合がスタートします。
3.観戦記録
大方の予想通り、試合全体を通してシティがボールを保持する時間帯が長く続きます。
シティは攻撃時に2-3-5、対するウルヴスは5-3-2で守ります。ウルヴスの2トップ脇を起点にしながら、SH(マフレズ、スターリング)が幅を取りつつ高い位置を取って、ウルヴスのDFラインを押し込む。
ウルヴスは重心を後ろに下げざるを得なくなり、結果シティとしては敵陣でプレーする時間を長く持つことが出来る。
というのを基本にして、試合が動いていったと思います。
試合が始まると、前半13分。ウルヴスにトラブルが発生。左CBのサイスが怪我によりアウト。代わりにベネットが入ります。
いきなりのトラブルで、さぁウルヴスどうなるというところ。しかし、この日のウルヴス5バック陣の集中力は凄まじかった。これしきのトラブルではビクともしない。
ウルヴスの守備はとにかく5つのレーンを塞いで、シティの攻撃の手を潰すという事に重きを置いていたと思います。シティはボールを動かす事は出来るものの、ウルヴスは最後の部分でやらせない。
パスの出口を塞がれたシティはなかなか攻め手が見出せません。とりあえず、左右に振って中盤のスライドが間に合わない部分から攻撃の糸口を見出そうとします。
それに対してウルヴスは、空いてしまう中盤3枚の脇をWBが埋め、DFラインがスライドしてカバーします。
5レーンを埋めつつ、空いたスペースは迎撃する。そういった展開が続いた中で前半18:30、ウルヴスがビッグチャンスを得ます。
パスの出口が見出せないので、とりあえずCBに戻して作り直そうとするシティ。これがミスになりウルヴスCFの方に繋がってしまいます。
ウルヴスが狙っていたのはこのカウンター。徹底的に守って奪回、或いはミスを誘発してクトローネ、ヒメネスで決めきってしまいたい。
このシーン含めてシティはDFラインでのミスが3回ほどありました。ボールを動かしたいチームにとって、攻撃のスタート、或いは詰まった時の逃げ場、ネガトラ時の対応等、後ろの連携は非常に重要です。
前半3回のミスは、ウルヴス側の攻撃陣のミスもありギリギリの所で押さえる事が出来ましたが、シティとしてはDFラインの問題解決は急務。この試合以降も含め、非常に心配になるシーンでもありました。
さて前半は、こうしたシティのミスも相まって、ウルヴスは少しばかりかボールを持つ時間帯を与えられました。
シティは守備時4-4-2の布陣で構えます。対するウルヴスは3-2-5でビルドアップ。ウルヴスはカウンターが中心ではあるものの、マイボールにした際のパターンは大きく分けて2つあったかと思います。
1つはシティの2トップ脇に侵入して、WB、CH、CB の3名で三角を形成してサイドで崩すという形。但し、シティの守備はコンパクトなのでなかなか崩すには至りません。
なので、シティの守備を逆手に取って逆サイドで孤立しているWBまでサイドチェンジ。ここから打開を図ることになりますが、それが誰かというと、そう。トラオレです。
ゴリゴリのドリブル、スピードと瞬発力。大外で1vs1で対峙させたら、競り勝てる選手の方が少ないでしょう。
しかし、この攻撃でいくつかチャンスを作るものの、大きな決定機には至らず。シティのミスをきっかけとした決定的なカウンターでも点が取れず。逆にトラオレが上がった所をシティに上手く使われてしまいます。
※攻撃③と書きましだから気にしないで下さい。
これはシティの狙いの1つだったと思います。攻守のカギとなるトラオレ。攻撃時には高い位置を取ります。シティはWB裏が空いているのを理解した上で、奪回したらそのスペースを執拗に攻め続けます。
またシティボールの時は、大外とハーフスペースに位置を取るシティの選手が、ウルヴスのCBとWBを引きつける事で、選手間の距離を広げさせ、引きつけて出来た裏のスペースをより活用します。
そうなると、ウルヴスは裏のケアもしなければならなくなります。つまりWBが上りきれず、全体を押し下げる必要が出てくる。時間の経過とともに徐々に徐々にシティが敵陣でプレーする時間を増やしていきます。
シティは後半頭からウォーカーを下げ、ジンチェンコを投入。ジンチェンコを左SBに配置し、左SBのカンセロを右へ。更に後半15分には右SHのマフレズをベルナルド・シウバへチェンジします。
後半になっても、大きな流れは変わりません。ただ、とにかく守るウルヴスととにかく攻めるシティという構図がより色濃くなったと思います。
恐らくウルヴスはアウェイでシティを相手にしている事を踏まえて、最低1pt手にすればオッケーという面もあったと思います。最悪ワンチャンで点取れたらラッキー、みたいな。
一方、シティは攻撃の手を止めません。
攻め方が大きく変わった、という事はなかったと思います。とにかくDFラインにいる選手間の距離を広げて裏を取る事。これを徹底しましょうという感じ。
そんな中でもシティは単調にならず、上図の通りポジションを旋回させながらマークをズラし、どうにかウルヴスのDF陣を撃ち抜こうと躍起になります。
シティは幾度となく決定機を作ってきました。しかしウルヴスは、身体を投げ出しながら必死で守ります。後半はもうひたすらそれだけ。
しかし、後半24分。転機が訪れます。前線のクトローネを下げ、DFのドハーティーを投入。引き分け狙いか?とか思っていたら、トラオレを1番前に持ってきます。そしてこの采配が見事に的中します。
トラオレを前に配置してから10分、遂にその時がきます。ヒメネスがボールを奪取して、すぐさまCHへ。ヒメネスはパス配球後、2CB脇へ戻ります。
ボールを受けたCHは2CBの脇で待機しているヒメネスに戻す。完全フリーで受けたヒメネスは一気に持ち上がり、CB2人を引き寄せて反対側から走ってくるトラオレへパス。
という流れで、後半残り10分の所で、遂にウルヴスが先制。その後、ATにも再びトラオレのカウンターで追加点を叩き込みジ・エンド。0-2でウルヴスが勝利した。
4.感想
ウルヴスは1970年以来(らしい)、アウェイシティ戦勝利を飾ることができました。
流石に勝てないかと思われた試合。ウルヴスはこれで公式戦3連勝。いよいよエンジンがかかってきました。
この試合はウルヴスは5バックがレーンを埋め、DFも最後の最後まで集中出来てました。カウンターもプラン通りだと思います。
これに加えて3-4-3でも戦えるチームなので、色んなチームに合わせられる。やっぱり最終的には上の方にあがってくるんじゃないかと思います。
一方、心配なのはシティで既にリバプールと8pt差をつけられています。
DFのテコ入れは必要でしょうけど、アホみたいに取る時もあれば、決めきれない時もあるっていう状況をまずどうにかするべきでしょうね。
とは言え、いうたって2位です。リバプールがこのまま行く可能性もありますけどまだ8試合終わったばかり。これからです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
以上
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