Shota Kayama

メキシコシティに住むネコです。パパイヤ食べるよ。 在メキシコ歴は10数年。普段は中南米…

Shota Kayama

メキシコシティに住むネコです。パパイヤ食べるよ。 在メキシコ歴は10数年。普段は中南米各国で映像を作る仕事などをしてます。テレビ番組や映画、CMを作ったり、映画祭をやったり。まだ会ったことのない人に話を聞きに行くのがライフワーク。

  • ポッドキャスト番組「ラテンアメリカニュース＆事件簿」

    ラテンアメリカの「日々のニュース」と実際に起こった事件の「ラジオドラマ」のポッドキャスト配信番組です。 ニュースはコロナ関連の時事ネタから面白いちょっとしたことまで。 ラジオドラマはドキュメンタリーをベースに臨場感あるラテンアメリカの現実をお伝えします。よろしくお願いします。 番組リンク https://radiotalk.jp/program/54491

  • 移りゆく季節

    メキシコに移り住んでからのこと、それぞれの移り住んだ人達。 これまでに見てきたメキシコの移民達のエッセイ。 シリーズものです。

  • ラテンアメリカ文学翻訳プロジェクト

    ラテンアメリカ文学を翻訳。

オーディオドラマ／ラテンアメリカ事件簿・メキシコ麻薬カルテル編　#1「現在地」

ラテンアメリカで実際に起った事件をドキュメンタリーをベースに構成するオーディオドラマシリーズの第一回です。 初回では、現在メキシコで最も残忍と言われているカルテル「カルテル・ハリスコ・ヌエバ・ヘネラシオン」がメキシコシティで起こした事件を取り上げます。 TBSラジオ「アフター6ジャンクション」番組内で、ご紹介いただきました。

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    • ラテンアメリカニュース　第８回

      「コロナ不況の中、メキシコへの仕送り額は歴史的な数字に。インタビューを通じて見えたメキシコ移民の本音！」ラテンアメリカのニュースを紹介するポッドキャスト番組を配信しています。番組リンクは、ページの下に貼ってあります。 今日のニュースは、「新型コロナ不況が深刻になる中、アメリカへ渡ったメキシコ移民の人達の話」です。 実際に米国に暮らすメキシコ人移民の方へインタビューした音声もあります。 今回のニュースのポイントは、 1. アメリカからメキシコへの仕送り額が歴代最高を記録！

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      • ラテンアメリカニュース　第９回

        「移民キャラバンが国境を突破！新型コロナ禍で苦しむ人々がアメリカを目指して出発」 ラテンアメリカのニュースを紹介するポッドキャスト番組を配信しています。番組リンクは、ページの下に貼ってあります。 今回のニュースは、「中米ホンジュラスで大規模移民集団が発生し、現在アメリカ合衆国を目指して北上中」というニュースになります。 今回のニュースのポイントは、 1. 新型コロナウィルス拡大後、初めての大規模移民集団キャラバンの発生 2. そもそも移民キャラバンとは何か？ 3. アメリ

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        • 移りゆく季節 #2

          2)　まるでお城のような 　メキシコに来て間もない頃は、お金もない上に、仕事に追われてほとんど時間がなかった。そして、メキシコ人の知りあいも殆どいなかった。学生だった頃はありあまる時間があって、確かにお金は殆どなかったけど、同じような状況の友人が何人かいた。家に戻る度に、そんな日々を懐かしく思っていた。メキシコに何をしに来たのか、会社への道すがら考える日々。何か起こらないかと期待して、メキシコシティの公園にずっといたり。義務感でスペイン語の新聞を読むが、まだまだ殆ど理解する

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        オーディオドラマ／ラテンアメリカ事件簿・メキシコ麻薬カルテル編　#1「現在地」

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        オーディオドラマ／ラテンアメリカ事件簿・メキシコ麻薬カルテル編　#1「現在地」

        マガジン

        • ポッドキャスト番組「ラテンアメリカニュース＆事件簿」
          2本
        • 移りゆく季節
          2本
        • ラテンアメリカ文学翻訳プロジェクト
          1本

        記事

          移りゆく季節 #1

          １．チェリーとゴミ収集車 　一番最初に彼と出会ったのはパーティーの会場でだった。 　付き合い始めたばかりのメキシコ人の彼女に連れられて行った姪っ子の誕生日パーティーだった。姪っ子の四歳の誕生日を家族が集まりお祝いをする。決して裕福な家庭ではないけれど、パーティー用の会場を借り切って、家族は勿論、友人を招いて、ささやかな週末の午後を過ごすというものだった。 　メキシコではパーティーは「様々な大きさ」で「頻繁」に開かれる。友人同士で音楽をかけて集まるユルいのもあれば、娘の一

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          移りゆく季節 #1

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          「流れる」 オラシオ・キローガ

          　男は何か白っぽいものを踏むと、すぐに足を噛まれたのだと感じた。飛び跳ねて悪態を吐きながら振り返ると、とぐろを巻いた一匹のヤラカクスがいた。男に再び噛みつこうと身構えていた。 　ちらっと足を見ると、二つの血の滴が苦しそうに流れていた。男は腰から山刀を取り出した。蛇はその脅しを見、とぐろの中心へと頭を潜り込ませた。だが、山刀は蛇の腹へと食い込み、背から引き抜いた。 　噛まれた所までかがみ、血の滴を拭い、しばらく眺めた。深い痛みが赤紫の二つの痕から生まれ、足全体へと広がっていった

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          「流れる」 オラシオ・キローガ

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