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С Рождеством Христовым!!!

メリークリスマス!...なんとなく季節外れな感じですが、今日はロシア正教のクリスマスです。
ロシアでは12月24日と25日はまったくもって普通の日です。1月1日から1月8日までが年始のお休みで、年の変わり目と今日7日にお祝いをします。街のいたるところがクリスマスデコレーションで彩られ、大きなクリスマスツリーが飾られています。そしてあちこちのアパートの窓で色とりどりのイルミネーションが見られます。日本のお正月のお飾り屋さんのような路上のもみの木屋さんも年末近くの30日ごろに売り始めます。年末年始に教会へ行く人はあまり多くなく、やはり1月7日が最も多いようです。

今日は1月7日で、ロシア正教のクリスマスで、ということは頭ではよくわかっていましたが、あまり何も考えずに、たまたまピンクの可愛らしい教会、チェスメンスカヤ教会(Чесменская церковь)を見つけたので、行ってみることにしました。

雪降る中、角を曲がると大きな木立の隙間から・・・ピンクの大きな建物が見えてくると、その可愛さにゾクッとしつつ顔がほころんでしまいました。あー来て良かったーと思った瞬間でした。歩みを進めると木立は過ぎ去り教会の姿があらわになり、細部が見えてきました。ピンクといってもピンクを基調に白の縦線が細かく装飾され、まるで甘くておいしいお菓子のようです。屋根は薄いグレーで、ゴシック様式で建てられています。

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いつもの平日であれば教会の入り口にも中にもあまり人はいないのですが、今日は人の姿が。人気のある教会なのかなと思いつつ中に入るとさらにたくさんの人が。ここでようやく、あ…ロシア正教のクリスマスだからか…と気づき、大したことではありませんが点と点が線で結ばれました。
小さな子供もろうそくを捧げてお母さんに上下右左と教えられながら十字を切ってお辞儀していました。中はさほど広くなく、煌びやかなほどでもなく、なんとなくちょうどいい、感じでした。古いひび割れた木のイコンなども飾られていました。
最近、イコンに描かれている聖人たちや絵の意味を少しづつ調べてみています。わかるようになったら教会へ行ったときの感じ方も違うかなと、楽しみが増えました。


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