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本当のLOCKDOWNはじまる

3月末から始まったロックダウン生活。
4月14日に終わるかと思いきや、そんなに甘くなく5月3日まで延長に。
ちなみに、私が住んでいるインドという国でのロックダウンは日本で言われるそれとは異なり、食料や医薬品など生活にどうしても必要なものだけ買いに外に出ることが許され、それ以外は一切許されない。

本当なら毎日外に出て運動がてらローカルマーケットに新鮮な野菜を買いに行きたいところだが、リスクは出来るだけ減らすために私は3〜4日に一度だけ買い物に外に出かけることにしている。

今朝も、スイカとインゲンとゴーヤを買おうかなと久しぶりの外出にウキウキしながら部屋を出た。30度を超える気温の中マスクをするとまるでサウナの中のような息苦しさを感じるが、外に行ける日は嬉しくてそんなことも気にならない。

マンションのメインゲートを出ようとすると警備員に呼び止められ、
どこに行くのか聞かれた。私は野菜や果物を買いにマーケットに行くと伝えたが、外ではなくマンション内で全て買い物を済ませるように言われ、外出をさせてもらえなかった。
実際、マンション内に毎日野菜売りが来ていたり、
完全外出禁止になった今日からは冷凍食品屋さんや肉屋がオーダーを取りに来てデリバリーをしてくれるみたいなのできっと食品確保の観点から言えばなんら不自由はない。

私にとっての一番の問題は、気持ち的に閉じ込められているという感覚が増してしまったことである。

人というのは不思議なもので、
外に行くなと言われれば、外に行きたくなるし、
職場に来るなと言われれば、職場に行って働きたくなる。

考えたところで、落ち込んだところでどうしようもない。
わかっているけど、このロックダウン中に
帰国便のキャンセル、ロックダウンの延長、完全な外出禁止....
日に日に強化される規制になんども感情をかき乱されてしまう。

だが、20日からはロックダウンの規制が少し緩和されるようで
少しずつ経済活動も再開されるらしい。
自分の身ももちろん大事だけれど、この国には収入がなくなった家に帰れない出稼ぎ労働者がたくさんいる。人口の約半数をしめ、かつもともと賃金も低い農家だって、苦しい状況にいる。そんな人たちの生活が何とかならないかなと願うことしかできないが、日々願ってならない。

きっと日本にいたら日本にいたで、
会社や家族や友人やらの板挟みになって、もどかしい気持ちをかかえるんだろうなと思うと結局もうどこにいても変わらない。
今は大変な時期なんだ。と割り切って生きるしかない。

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