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セス・ゴーディンの”This is Marketing”を選んだ理由

私の記事では【洋書から得た学びを行動に移す 「読むからはじめる英会話スクール」 ソフィー・ジ・アカデミー 】の洋書テキストや英語の学び方、クラスであったことなどについて書いています。

こんにちは。
ソフィーの三浦友美です。

今回は、ソフィーの新しい洋書テキストを決める理由について書きたいと思います。

決めた理由というのは、いろいろあるのですが、振り返ってみると、人との出会いと同じく「縁(えん)」のようなものだなと思うことが多くあります。

たとえば今、講義を作っている  ”This is Marketing”を選んだのは、その少し前にソフィーのテキストになった”Manifesto for a Moral Revolution”の中で、セス・ゴーディンの名前が出てきたのがきっかけでした。

ジャクリーンのコメントがとてもポエティックですてき。
本の中にも詩の引用がたくさんあって、
人やものごとの中に美しさを見い出そうとする彼女らしさを感じる。
(”Manifesto for a Moral Revolution” Acknowledgementより)

”Manifesto for a Moral Revolution” を読んで、著者のジャクリーン・ノヴォグラッツの大ファンになっていた私は、ジャクリーンの友だちだったら間違いない、と思ったのでした。

セス・ゴーディンは世界的に有名なベストセラー作家なので、きっとどの本も生徒が喜んでくれるだろうと感じていたのですが、”This is Marketing” の後書きにはジャクリーン・ノヴォグラッツをはじめ、いろいろなジャンルの人、私が知っている名前もいくつかあり、そのつながりに信頼度と期待度をさらに高めました。

セス・ゴーディンの友だち、仲間。
ソフィーのテキストの著者など、知っている名前を見つけて、
好きなアイドルが並んでいるようでうれしい。
(”This is Marketing” Acknowledgementより)

”This is Marketing” をテキストにするきっかけとなった ”Manifesto for a Moral Revolution” を選んだきっかけは、また別の洋書テキスト”A More Beautiful Question”という本でした。

この本は、私たちは「正しい答え」を求めがちだけど、そうではなく、もっと問いや問うことを大切にしよう、というもの。そして、誰かの人生をよくしたり、社会をよくした美しい質問とそれにまつわるエピソードがたくさん紹介されています。

ジャクリーン・ノヴォグラッツは、大学の卒業式でのスピーチで、オーストリアの詩人リルケの ’Live the questions’ (問いを生きよ)という言葉をひいて、すぐに答えや解決策を出そうとするのではなく、問いにとどまることについて話しています。

”Manifesto for a Moral Revolution” を読んでみて、ACUMEN(アキュメン:世界の貧困問題を解決するためにジャクリーンが立ち上げたNPO)などの活動を行いながら、まだ誰も解決していない問題に向き合い続ける中で、問いを重ねてきたジャクリーンの「問いを生きる」という言葉は、彼女の人生そのものだと感じました。

・・・

詩人のことばをひいてくる、というところに、すてき!と思ってしまったし、リルケという詩人も名前だけ知っていていつか読んでみたい、と思っていたので、’Live the questions’ が出てくる『若き詩人への手紙』も読んでみました。

調べてみると原語のドイツ語では ’Live the questions’ は ‘die Fragen selber lieb zu haben’。

ドイツ語の原書のエネルギーも感じてみたい。ドイツ語でゆっくり読んでみるか・・・。

🐾こちらの記事でご紹介した洋書テキストの講義紹介ページ 🐾


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