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「四十肩なのか」

肩が痛い。

シャツなどを着るときに腕を上げると左肩が痛むようになった。
肩こりなのかと思って、グルグルと回してみたりするのだがやはり痛い。

一日一回だけでも懸垂をやっていれば四十肩にはならないものだろうと思っていたのだが、どうやらこれが四十肩というやつらしい。
ただ、相変わらず懸垂はできるし、普通に腕を上げる分には問題ない。
シャツを着ようとする時の少し捻ったような腕の上げ方をした時だけ痛む。
しかも左肩だけである。
四十肩なのか?
四十肩ではないのではないか?

高校でラグビーをやっていたときに左肩を脱臼した。
もしかしたらこれは「古傷が痛む」というやつなのではないだろうか。
「寒くなると古傷が痛む」というセリフは聞いたことがあるし。

とりあえず「四十肩」の対策を調べてみた。
すると、ドリフターズのヒゲダンスをやると肩甲骨が上下して四十肩にはとても良いという情報を得た。
なるほどなと思い、家に猫しかいないときにやってみた。
頭の中であの音楽を流し、家のキッチンでヒゲダンスを踊る46歳の冬である。

ところが。
1分もしないうちに激しく疲れてしまった。
これはやはり肩の筋肉が衰えているからなのだろうか。
記憶の中ではドリフターズの人達は登場から退場までずっと踊り続けていたような気がする。
私はそんなに衰えているのだろうか。

気になったので動画を検索してみた。
そして動画を見た。

思ったよりも肩を動かしていない。
おそらく肩甲骨だって全然動いていない。
肩の動きよりもコミカルなステップだったり、体の傾け方だけで踊っている。
こうかな、こんな感じかなとしばらくやってみるが、ヒゲダンスの習得が目的ではないことに気が付く。
ヒゲダンスを習得してどうするんだ、いったい。

とまあ、そんな感じで隙をみては一人でヒゲダンスもどきの肩甲骨運動をやっている。
やり終わると肩が軽くなるので少なくとも肩こりには良さそうである。

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