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「2022年」


気が付いたらこれが今年最後の投稿であることがわかって、頭の中で今年を振り返ってみている。

すぐに思い出したのは8月に感染した新型コロナウイルスである。
はっきりとした後遺症はないのだが、以前より集中力がなくなったと言われれば「そうかもしれない」と思うし、すぐに仕事やら家事に取り掛からないのは倦怠感のせいだと言われれば「なるほど、そうだったのか」と思い当たる。
でもそんなのは感染する前から同じだったと言われたら「まあ確かに」とすぐに納得するくらい自分でもよく違いはわからない程度である。

おそらく感染前とあまり違いはないのだろうと思っているのだが、感染後に発症した帯状疱疹は新型コロナウイルスの影響だろうと思う。
私の年齢で帯状疱疹が発症するのは稀だと聞いたのでやはり免疫力は確実に低下したのだ。
でも「免疫力が低下した男」という自覚が出てからは以前よりも飲酒量が減ったし、睡眠時間にも気を使うようになった。
何十年後かに「あの時に新型コロナウイルスに感染したことがきっかけで結果的には健康になったね」と言えるようになるといい。

世間一般でも新型コロナウイルスの騒動が落ち着いてきたので今年は音楽のライブにもよく足を運んだし、友人たちと遊ぶ機会も戻ってきた。
見渡してみると大きく変わったのは私が勤めている会社の中だと思う。
打ち合わせはイヤホンマイクを使ってネットワーク上でおこなうのが定着したし、忘年会や歓送迎会もゼロになった。
会議室を予約するのも、飲み会のお店を予約するのも煩わしいだけだったので私としては好ましい変化だと思う。

社会の変化といえばこれは新型コロナウイルスとは関係ないが、最近出てきたChat GPTというAIには驚いた。
インターネット情報を蓄積してアップデートされるようになったらプログラマーも含めたホワイトカラーの業務は世の中から一掃されてしまうのではないだろうか。
「今のテクノロジーだと10年後なんてどうなっているのかわからない」
とはよく言われることだが、もう数年後だってわからない。

閑話休題。

先日。
久しぶりに友人たちと集まった。

ちょっと前は独身だった友人も結婚して子供がいたりして気が付いたらみんな状況が変わっていた。
「暇だったら来週も遊ぼうぜ」という身軽さもなくなり、まだ11月だったのに「じゃあもう、よいお年を、だね」と言いながら解散した。

どんなに穏やかに過ごしていても物事は変わっていく。
私が望んでいても、望んでいなくても。
当たり前だったり、たいしたことではないと思っていたことがあとから考えるととても大切だったりする。
そんなことがきっと今年もたくさんあった。
来年もきっとあるのだろう。

それらを一つでも多く見落とさないようにして過ごしたいものである。


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