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俳優演出-ウォーミングアップ法 応用編

【トランプ・ウォーミングアップ法②自分のステータスを当てる】

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このウォーミングアップ法には様々な応用編があります。
これらを、組み合わせて効果的に指導していきましょう。

今回は前回やった反対バージョン。
今度は俳優に自分のステータスを当てさせます。

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横1列に俳優を並ばせます。
1人、1枚、カードを配ります。
ここで大事なのが、本人に見えないように、カードを俳優のおでこにあてます。
俳優は片手でそのカードをキープします。
おでこには、それぞれのステータスが表示されている状態です。
ですので、本人以外にはステータスが分かる状況です。

その状態でみんなと「こんにちは」と言いながら挨拶していきます。
役者は相手の反応をみて自分の番号を当てていくのです。

例えば、キングの札を持っている人と挨拶を交わします。
あなたはキングが強い札であることを知っているので、うやうやしく振る舞います。

しかし、相手も何だか弱々しく接してきます。
すると、あなたの持っている札は強い可能性があります。
相手の持っているキングかそれ以上。

逆に、相手は強い札を持つあなたがうやうやしく振る舞って来るのです。同じように強い札である事を想像します。
すると、次に挨拶する人が6だった場合、あなたは強気に振る舞う事が出来ます。


これらを予想し、確認しながら繰り返していくと自然に自分のステータスが見えてきます。

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ステータスが分かれば、例によって強い札を持っていると思った人順に左から並んでいきます。
答え合わせをする前に、必ず「自分が何の札を持っているか?」「そう思った理由」を役者本人達に聞いていきましょう。

これは、主に相手の反応から自身の行動を予測するコミュニケーション力強化の方法です。
この応用編も、合わせて試してみましょう。

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