2022年3月に読んだ本まとめ

2022年3月に読んだ本を多少の備忘録とともにまとめるやつです。


長岡マキ子「経験済みなキミと、 経験ゼロなオレが、 お付き合いする話。その4」

今回は龍斗と月愛のカップルに加えて、それを取り巻く陰キャ友達&ギャルズ、そして海愛がそれぞれにそれぞれの一歩を踏み出していくお話でした。
本当にいろんなことが進展していくのですが、中でも自分が気になるのは伊地知くんと朱璃ちゃんのカップルです!
前巻で失恋した伊地知くんが激痩せしたことで、態度を豹変させてしまう朱璃ちゃんがめちゃくちゃかわいかったです!
明らかに両片想いとなってしまったこのふたり、背中を押してあげたい!
一方で仁志名くんも、こちらは一転して望み薄そうな恋に邁進してますが……がんばれ!
そしてもちろんこの巻のメインを飾る海愛も、ようやく月愛との壁がなくなり、幸せになっていけそうでホッとしました。
陰キャもギャルズも、みんなまとめて幸せになってほしい……!
次巻では修学旅行の模様も描かれるでしょうか? とても楽しみですね。


渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5」

夏休み後半戦。夏休みを満喫する八幡が、おなじみのメンバーたちとたまたま出会ったり、はたまた約束をして出かけたり……。
とりとめもない、強いて言うならば、雪乃がいないだけの夏休み。
個人的には結婚式場から逃げてきた平塚先生とラーメンを食べる話が好きでした。
絶対に嫁の貰い手には困らさそうなのに……どうして……。
あとは結衣との花火デート?も良かったですね。
なんてことない日常をまとめただけに思えましたが、巻末のエピソードでキレイにまとめてくるあたりすごいなと……。


暁なつめ「この素晴らしい世界に祝福を!4 鈍ら四重奏〜ナマクラカルテット〜」

冬を超えて、春になったら温泉旅行に行こう!ということで温泉回ですが、素直にまったりしながらお色気ハプニング……とかにはならないのがこのすばですね。
人格はともかくとして能力だけは一級品のパーティーであるカズマたちが、自分たちで撒いたトラブの種を自分たちでせっせと回収する様子がとても楽しいです。
アクアから嫌われているリッチーのウィズが、ようやく少し打ち解けてきた感じもあって良かったです。相変わらず死にかかってますけども。
今後への伏線もいくつかありましたし、物語もここからどんどん進んでいきそう?


三簾真也「お湯でほころぶ雪芽先輩 第3巻」

あれっもしかして……と思ったんですが、3巻完結でした。
いろんな銭湯や温泉巡りをしてほしかっただけに残念ですが、ここまで楽しませてもらいました。
コロナの情勢が明けたら、モデルになった場所にも足を運んでみたいです。
対人関係で悩む雪芽先輩と、そんな彼女にとってかけがえのない存在となった温美の物語として、ふたりの絆が見ていてとても美しかったです。
トールサイズのコーヒー買ってくる温美がおもしろかったですね。


原作・青木潤太朗、作画・森山慎「鍋に弾丸を受けながら 第2巻」

危険なところで食う飯は美味い理論で描かれる、世界各地の危険なところで食べるグルメレポ漫画。
海外旅行レポ漫画が好きなので、そういう意味でもディープな海外の人々のお話が読めて大変楽しいです。
登場人物が全員かわいい女の子なのも、目に嬉しいですね。
いろんな料理が出てしましたが、食べてみたいなと思ったのはイタリアン・ビーフとロモアールトラボでした。
ブレックファースト・バーガーは味の想像ができるだけに絶対に美味いだろうなと思いました。
治安が悪い地域はまだまだたくさんあり、怖いけどそういうところが改善されていくといいなとも。


アサウラ「ベン・トー 12 デザートバイキングプライスレス」

ベン・トー本編完結後の、デザートエピソード。
金城との激闘の後、なぜか一旦白紙の関係に戻ってしまった佐藤と仙。
そんなわけで現在フリーの佐藤を中心に、梗、白梅、広部さん、茉莉花、そして著莪、仙とのラブラブ(?)なアフターストーリーがてんこ盛り。
個人的にはやはり著莪派だったこともあり、著莪と佐藤のエピソードとしてひとつの決着を見せてくれたのは嬉しかったです。
あと絶対に正ヒロインにはならないものの嫁候補筆頭でもあった白梅も、そのツンツンな魅力が堪能できて良かったです。
ヒロインエピソード以外では共に戦ってきた茶髪、坊主、顎髭の最後のやり取りは感動的でしたし、烏頭の冥土カフェのエピソードは現実世界を超越しまくってておもしろかったです。
改めて、熱いバトルとかわいいヒロイン、炸裂するハイテンションギャグに深いセガ愛と、いろんな魅力がたっぷり詰まったベン・トーを最後まで読むことができて楽しかったです!


原作・のりしろちゃん、作画・魚住さかな「オタクに優しいギャルはいない!? 第1巻」

クラスメイトのクールなギャルが実はオタクだったり、その友達の明るいギャルもオタク趣味を肯定してくれたり、とオタクに優しいギャルふたりで攻めてくるラブコメでした。
まず天音さんはクールでかっこいいのに、隠れオタクとしては愛が暴走しまくってて好感しか無かったです。
一方で伊地知さんはオタクでこそないけど明るく包み込んでくれる抱擁感があって、これまた良かったです。距離の近いギャルってかわいいよね。
あと、家庭的なギャップを見せてくる意外性……!
個人的には一緒にオタクトークで盛り上がれる天音さんがかなり好きです!


杉井光「楽園ノイズ4」

今回のテーマは、「人が音楽を続けることと、やめること」でしょうか。
スタジオのオーナー黒川さん、そして『けものみち交響楽団』という確かな腕を持つ者たちであっても、音楽をやめるときが来る。それは一体なぜなのか。
今巻では真琴がオーケストラの指揮者を務めることとなります。
これまで女装したり裏方に回ったりといったことが多かった中で、紛れもなく表舞台で輝く姿がかっこよかったです。
時節的にはバレンタインのお話で、チョコレートを渡されるシーンがとても微笑ましかったです。改めて、PNOのヒロインたちのレベルって高いよね。
自分は音楽は分からないですが、それでも打ち込めるものを持っている人間ではあります。
この巻で音楽を使って喧嘩を売りに行った真琴の姿を見て、熱のようなものをもらえた気がしました。
こんなふうに熱が伝わって広がっていくとしたら、それはとても凄いことだと思います。
音楽祭編、とてもおもしろかったです。


個人的な今月のお気に入り作品トップ5

第1位/楽園ノイズ4

第2位/ベン・トー 12 デザートバイキングプライスレス

第3位/オタクに優しいギャルはいない!? 第1巻

第4位/経験済みなキミと、 経験ゼロなオレが、 お付き合いする話。その4

第5位/この素晴らしい世界に祝福を!4 鈍ら四重奏〜ナマクラカルテット〜