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人のフリ見て我が振り直せ〜18期研究生オーディション開催について〜

はじめに

ご無沙汰しております。

今回は、昨日(22.10.09)開催が発表されましたAKB48第18期研究生オーディションについて書いていきます。

私は、最新期である17期生の初ステージであるぽぷフェスに行きましたし、「ただいま恋愛中」研究生公演の初日にも入りました。

17期オーディションから「わずか」半年あまりでの開催となりそうな18期オーディションに対する、そんな私のお気持ち表明。
さぞかし否定的な意見になると思ったそこのアナタ!
残念!!
今から書くのは18期オーディションを歓迎する文章です。

先に結論だけ書いておけば、
「18期オーディションは17期への当てつけではなく期待の表れである」
です。

以下、その理由を

この記事についたこちらのコメント

これは中々に酷な判断
側から見ると、「育てず使い捨て」のように見えますけど

「前期生はパッとしないから、新たに募集します」と、誰でも感じるんじゃないですか
悔しくて泣くのも無理はないと思う

知名度があるアイドルと言えど、ファンあって、初めて活動できるジャンル
無駄に大所帯を構える事の意義を、ファン側から問うてはどうかと思いますね

に対する疑義のかたちをとって説明していきたいと思います。

まずは共感から

気持ちはヒジョーによく分かるんですよ。
コメントの通り、実際に17期生たちは涙を浮かべてたし。
今日のSHOWROOMでも泣いてたし。

でもこのコメントを礼賛しちゃうのもややマズいんすよ。

「育てず使い捨て」?「前期生はパッとしない」?

んなワケないんですよ。

17期生の主な活動を箇条書きで振り返ってみると

・佐藤綺星のスピード選抜入り
・地上波番組への継続的な出演(小栗有以単発ドラマへの出演、「サヨナラ毛利さん」など)
・雑誌「Popteen」のイベント「ぽぷフェス」への出演
・単独での研究生公演「ただいま恋愛中」
・ニコニコチャンネル「17研究所!」の開設、定期的な生放送
・テレ朝「SUMMER STATION」での単独イベント及びCSチャンネルでの放送
・楽曲「Wonderful Love」の提供
etc...

いっぱい頑張ってきましたね。
あまり比較はしたくありませんが、前期生である16期生やドラフト3期生と比べて恵まれているといっても過言ではないですし、それぞれのお仕事に全力で取り組んできたことでしょう。

育てる気もない、「パッとしない」期にこれだけのリソースを割きます??
リクアワで「ファースト・ラビット」を任せます???

確かに、ニコニコチャンネル登録者数やオンラインお話会の完売部数が伸び悩んでいるという向きもないではないですが、研究生に複数部数即完出すなんて目標立ててるワケないんで、さすがに。

ここまでのところ、十分にその期待に応えてきたと評価できるでしょう。

そもそもオーディション開催はそんなに早くない

ではなぜ、このタイミングで18期を募集するのかと言えば、話はカンタンで、最近がむしろレアで今までそうだったから。

以下、エケペディア先生によればそれぞれの募集間隔(最終合格基準)は
1期→2期:約4か月
2期→3期:約9か月
3期→4期:約6か月
4期→5期:約5か月
5期→6期:約5~6か月
6期→7期:約8か月
7期→8期:約5か月
8期→9期:約4か月
9期→10期:約6か月
10期→11期:約4か月
11期→12期:約8か月
12期→13期:約6か月
13期→14期:約9か月
14期→15期:約7か月
15期→ドラフト1期:約10か月
ドラ1→ドラ2:約1年半
ドラ2→16期:約1年3か月
16期→ドラ3:約1年3か月
ドラ3→17期:約3年2か月

15期以降長期化の傾向が見られますが、それまでを鑑みたとき今回の半年余りという期間はそれほど特殊ではないし、「あの頃のAKBサウンドが帰ってきた!」になぞらえて言えば「あの頃のAKBオーディションが帰ってきた!」なんです。

オーディションの短さが生んでいた「AKBらしさ」

「始まってたった3か月ですよ。『新しいコ』を入れるって言われて。『えっ?私たちじゃダメなの?』って感じて・・・その時は悲しかったです」

    週刊プレイボーイ編集部『AKB48ヒストリー――研究生公式教本』

これは2期生の募集を聞いた時を振り返って前田敦子が語ったとされる言葉。
先ほどのコメントを補助するような証言です。

しかし、『AKB48ヒストリー』にはこのあと駄目になっていく1期生ではなく、結束力を高めていく1期生、更にはそれに負けないようこちらも強気になっていく2期生の様子が描かれています。

この1期対2期の構図が、のちの総選挙に代表されるような両期のエース、前田敦子対大島優子の名勝負に繋がっていったことはほぼ間違いないと見ていいでしょう。

つまり、オーディション期間の短さは安直な先輩後輩関係だけではなく、ある種のライバル関係を生み、互いの期を高め合い特色あるチームにしていく潜在的な効果があると言えるのではないでしょうか。

以上の理由から私は18期オーディションを歓迎すべきことと考えています。

安易な否定的意見が生む負の効果~人のフリ見て我が振り直せ~

今回、槍玉に上げさせていただいたコメントは再三再四言いますが、感情的には非常によくわかります。私も発表を見た時、言葉を失いました。
しかし、マズいところが2つあると思います。

①そのコメント、17期生本人が見たらどう思うでしょうか・・・?
学問の世界に「予言の自己成就」や「ラベリング理論」といった考え方があります。それらは異なる概念ですが、強引に共通項を挙げるとすると「AがBである」と本人が、誰かが、みんなが言うと本当にその通りになってしまうということです。
そのコメントを本人たちが見たら「やっぱりファンの人もそう思ってるのか…」「運営の人もどう思ってるんだろ…」と不安な気持ちになりませんか?
いずれにせよ、あまりいい効果があるようには思えません。

②「運営ガー」が飛び交う現場に誰が行きたいと思うのか?誰がそこのアイドルになりたいと思うのか?
否定的なコメントばかり飛び交う空間を楽しそう!と思うのは、余程の物好きです。AKBになりたい!と思っていても「無駄に」募集したと言われるタイミングで応募したくなるでしょうか。非常に未来の18期生に失礼な話だと思います。

先のコメントの「ファン側から問う」べきという部分には賛成します。しかし、その問いは感情的にではなく建設的になされるべきであり、この文章もそのつもりで書いています。

そのついでで言えば、今回の武道館コンサート、スタンディング可能だったはずなのにずっと座っている人たちは何がしたかったんでしょう。

放っておこう 何も動かない奴らは…
新しい夜明けだ 世代交代させろ!(「Generation Change」)

少なくとも、ライブ会場における「座り込み」は何らの効力も持たず、周りの雰囲気を盛り下げるだけです。
「仕事しない運営」という批判も結構ですが、その前に声出しができない中でも盛り上げていく我々ファンの「仕事」も果たしていくべきではないでしょうか。

おわりに

最後に話が逸れてしまいましたが、以上が私の「お気持ち表明」です。
チーム8活動休止や卒業などの発表が続いた中で、これ以上盛り下げムードが広まるのは耐え難いので書きました。
こんな駄文をここまでお読みくださってありがとうございました。

――以下、お前は誰なん?構文――

万が一読んでしまった17期生へ
ここまで書いてきたように今回の18期オーディションは17期みなさんへの期待の表れです。よって全く気落ちする必要はなく、今後もまずは正規昇格、更にその先への道へと迷うことなく邁進して行きましょう。ファンはいつでも味方です。18期生は「潰すつもりで来てください」くらいの自信ある心構えで待っているのが良いでしょう。みなさんにはその自信に見合うだけの実力。伸びしろが備わっています。

未来の18期生へ
みなさんは間違いなく歓迎されていますし、歓迎されるでしょう。遠慮なく応募してみてください。先輩たちを隠してしまうんじゃないんかと思うくらいに光り輝くみなさんの登場を多くの人が心待ちにしています。



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