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社会人 大学院修士課程 教師を続けながら 大学院受験

決意すればあとは行動である。どの大学院にしようかと実はあまり悩まなかった。育ち盛りの子ども2人の父親であるがため、生活費を稼がねばならない。そうすると、働きながら通えて、しかも学費がリーズナブルであることが条件となる。佛教大学の通信課程に決めた。

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ちょうどそのタイイングで本屋で見つけたのが、後の恩師となる指導教員の「メタファー思考」だった。英語教師として更に深い研究を重ねていくならば、やはり言語学だと思った。研究の世界も例に漏れず、高学歴で大学のブランドはかなりものを言うが、現実的に母校にならざるを得なかったが、偉大な恩師に出会えたこともあり、初志貫徹を誓ったのである。

大学院のウェブページで受験手続きを行い、過去問を入手した。アメリカ文学、イギリス文学、英語学からの出題である。この中から、2項目を選択して受験に望むわけだ。選択はアメリカ文学と英語学に決定した。その理由は、実際にアメリカ、特に文学の中心であるニューヨークには2度ほど足を踏み入れている。特にロングアイランドなどは、その空気感が身体に染みついていた。もう一つの英語学は、これまで仕事として馴染んできた英語教育との関連性を見いだせると思ったからだ。第二の人生を考える際に必要なのは、これまでの人生に延長して勝負するか、全く新しいことにチャレンジする場合には、最低でも5年から10年は勉強する覚悟が必要になる。2017年は尾道市の美木中学校で学習支援講師として英語科に勤務した。校長先生がユニークな方で元々は英語の教員だったこともあり、僕の研究に理解と興味を示してくれていたことも幸いであった。大学院入試は9月。わずか半年という期間で結果が求められる。朝5時起床。朝食は7時。およそ2時間足らずではあったが、全精力を傾けた。夕方からは学習塾の講師も兼ねていた。とにかく2人の子どもに不自由は味わわせたくなかった。休みの日も図書館に入り浸って試験に備えた。

しかし、ここで一つ決意すればあとは行動である。どの大学院にしようかと実はあまり悩まなかった。育ち盛りの子ども2人の父親であるがため、生活費を稼がねばならない。そうすると、働きながら通えて、しかも学費がリーズナブルであることが条件となる。佛教大学の通信課程に決めた。

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ちょうどそのタイイングで本屋で見つけたのが、後の恩師となる指導教員の「メタファー思考」だった。英語教師として更に深い研究を重ねていくならば、やはり言語学だと思った。研究の世界も例に漏れず、高学歴で大学のブランドはかなりものを言うが、現実的に母校にならざるを得なかったが、偉大な恩師に出会えたこともあり、初志貫徹を誓ったのである。

しかし、ここで一つ問題が浮上する。学費をどこから工面するのか。一番現実的なことである。家内は、「自分で用意しなさい」という。不要品を処分するなどして何とか学費を調達できた。

忘れもしない9月10日。前泊で京都入りし、明日の試験に備える。また新しい何かが始まろうとしている。目頭が熱くなった。

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