アイドルオタクは推しの幸せを喜ぶべきなのか?
アイドル界隈にさほど詳しくないにわかであることを最初に断っておきます。
しかし、どうしても納得がいかない風潮がある。
推しにとっての幸せ、つまりは推しの交際や結婚を喜べるオタクこそ愛が深くて良いオタクである。反転アンチになるようなやつは、まがいものであるという風潮に納得がいかない。
確かに、人の幸せを喜べる人間とそうでない人間でどちらが立派か、正しいかは比べるまでもないことだ。
最近はvtuber含む配信者界隈に対しても同じようなことが言えるが、「推しとの距離感を考えろ」とか「ただの視聴者が意見するな」など、
推し活という言葉がメジャーになって以来、オタクは立場を弁えろという声が大きくなったように感じる。
「アイドル=オタクに夢を見せる偶像」であり、
アイドルがオタクのために努力をする時代から、
「アイドル= 1人の人間」に変わり、
オタクはありのままの推しの姿を遠くから見守る存在へと変化していったように感じる。
実際に、昔のアイドルは裏で何をしていようが、表でできるだけ完璧な偶像を演じる存在であったが、最近のアイドルはプライベートの切り売りを行い、オフの姿まで含め1人の人間として売り出しを行っている。
しかし、この切り売りされているプライベート
は当然全ての人の全てのものが真実ではないだろうし、オタクに見せたくない部分は当然露出しない。
全国のオタク達は偶像崇拝をやめて、1人の人間としての真の姿がどうなのか疑心暗鬼の日々を送っている。
ここで私が問題にしたいのは、ガチ恋営業に対してである。
いわゆる、男性経験や交際相手がいないことを匂わせて、ガチ恋を扇動することである。
もちろん、本当の話であればなにも問題はないが、ガチ恋営業をして、人を騙していた人間に対して、熱愛が発覚した時に幸せが喜ばれることが本当に正しいことなのだろうか。
私はオタク側がふざけるなと声を上げることは当然のことだと思う。オタクを舐めるなといいたい。
完璧な偶像として売り出していた昔であれば話は別だが、嘘のプライベートを告白してお金を稼いでいたと考えると一種の詐欺であるようにも感じる。
もちろん、そもそもアイドルにばかり夢中なオタクが惨めだとか、もっと現実を見ろという意見はごもっともかもしれない。
しかし、ガチ恋営業をしていたアイドルは、そのツケを払う覚悟は持つべきだと思う。
オタク側が暴動まで起こし始めたら話は別だが、アイドル側がかわいそうな被害者となり、熱愛を喜べないオタク側ばかりが非難されるのはどうしても筋が通っていないと思ってしまう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?