究極の書店計画

 私が最初に書店でメディアを販売する仕事を手伝ったのは、1971年の「まんがコミュニケーション」という新聞だった。学生の時に、子ども調査研究所の高山英男さん、斎藤次郎さんに呼ばれて手伝った。大工さんが使う釘袋を加工したものに新聞をつめて書店に置いてもらうのだ。

その頃に、渋谷陽一と出会い、ロッキング・オンの創刊に向かって進む。創刊号は1972年。手分けして、書店を回った。

 最初は、書店の構造などまるで知らずに、刷った分だけ売れると思っていた。そんなわけがない。やがて、岩谷宏から出版取次店という存在を知り、僕と渋谷とで、交渉に行き、創刊4号から取次経由で全国の書店に配本されるようになった。

 そこからビジネスがはじまるのだが、バブル以後から既存の出版業界の限界を感じ、リーマンショック以後は、取次・書店経由の出版流通は地崩れを起こしている。

 そういう状況の中で橘川が新刊を出す。どうせなら、もういちど、取次を通さなかった時代から再スタートしてみたい。

 究極の販売方法を考えた。

 当初は、第二次深呼吸学部のメンバー限定で、実験プロジェクトを進めてみたい。

  以下、第二次深呼吸学部限定の案内になります。


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