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橘川幸夫の深呼吸学部

橘川幸夫の活動報告、思考報告などを行います。 ★since 2016/04 2024年度から、こちらが『イコール』拡大編集部になります。 『イコール』サイトはこちらです。 h… もっと読む
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2019年8月の記事一覧

社会実装ハウス論(3)21世紀の個性とは何か

1.すべての仕事は文化を担うこと 仕事をする人は、すべて文化の担い手である。飲食店の店員は食文化の、タクシーの運転手は交通文化の、コンビニの店員は商業文化の、看護婦さんは医の文化の、それぞれ人類が長い間に蓄積した文化的遺産を継承し、未来につなげていこうとする行為である。ただ、現在の業務が存在しているのではない。それぞれの業務において人類総体の経験と知恵が堆積されている。そしてこれからは、各々の文化を支えるものとしてコンピュータ文化がベースになる。各々に発展してきた文化を支え、

深呼吸する言葉・死んでも

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深呼吸する言葉・書く

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深呼吸する言葉・変革

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アフリカ開発会議(TICAD7)に高崎義一くんが登壇

アフリカ開発会議(TICAD7)が本日、横浜で行われましたが、ドレミングの高崎義一くんが登壇しました。なお、NHKの単独インタビューを受けたので、明日、大事件がなければ、6時のNEWSで放送される模様。 TICAD7 ICT4D関連イベント 2019/9/8(日)に京都で、高崎くんと橘川の講演を中心とした「小さな未来フェス」が行われます。関西の人、ぜひご参加ください。 小さな未来フェスin京都2019/09/08

夏の終わり

朝の林試の森。ドングリが大量に歩道まで散らかっている。中には蝉の死体も。これらが土に還っていくのだ。盛大な生と死の儀式。半村良の小説に、宇宙人が地球外から地球を見たら、1年中さまざまな生がセックスを繰り返している色気違いの星だと思うシーンがある。植物も動物も、生と死が交わう夏の終わり。

橘川幸夫&コンセプト・バンクNEWS 2019年08月28日

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図書館の可能性を、図書館の人たちと語り合いたい。

 図書館サービス計画研究所(通称トサケンは、もちろんデメケンに対抗してのネーミングである)の代表・仁上 幸治さんとは、1970年代後半からの付き合いである。当時、僕はロッキング・オンとポンプの二つの雑誌に関係していて、仁上さんは、早稲田図書館に勤務しながら、美学校で赤瀬川原平さんに学んでいた。そこで作った「ゴキブリ・シール」というのを、ポンプ編集部にもってきて、めちゃ受けた。リアルなゴキブリの写真を透明なシールにして、その辺に貼っておくと「ゴキブリだ!」と騒ぎになる、ふざけた

AIの最大の脅威は、人間の暴力である。

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追悼・竹場元彦(たけば・ゆきひこ)

1.ロッキング・オン初期メンバー 2018年の11月、竹場元彦が亡くなった。70年代中期に出会い、80年代初期に僕がロッキング・オンを離れてからは、連絡もなかった。噂では、高級オーディオの高級ケーブルを輸入販売する仕事をしていると聞いた。音にこだわる竹場らしい仕事だと思った。  30年ぶりに、Twitterで再会し「会おうか」と声かけたが、大病で余命数年と宣告されていて、家から出られないということだった。それでも、TwitterやFacebookでは、相変わらず不思議な文

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東京湾パラトライアスロン中止と、うんこの問題

東京湾が大腸菌だらけでパラトライアスロンのワールドカップでスイム中止に  東京湾に汚水が流れこんでいて、規定以上の大腸菌が検出され、パラリンピックのトライアスロンが中止になった。来年が本番だというのに、環境問題なんてそんなに簡単に対応出来るものなのだろうか。それ以上に、こういう環境を知りながら、なんで東京湾でトライアスロンやろうとしているのか疑問だ。 1.金塚貞文と人工身体論 さて、今回、事件になって明らかにされたが、水洗便所(下水道)の問題は、近代文明の本質的な課題でも

社会実装ハウス論(2)地域

1.明治の方法論を終わらせよう。 明治維新は、村的ふるさと(藩)の連合体であった江戸幕府時代を一気に終わらせて、日本列島でひとつの日本という近代国家を形成する国家革命であった。それは迫りくる欧米列国に対抗するための唯一の手段であった。江戸時代においては、国とは郷であり、生活範囲のエリアであった。「おらがクニ」というのは、それぞれの故郷のことであり、生活や産業のベースは農業であった。

追悼・高山英男さん

 僕はたくさんの人と出会う人生だったから、その分、たくさんの人と別れた。一人ひとりとの関係があり、質の違う悲しみがある。高山さんの訃報を富岡さんからの電話で知り、初めての感覚にとらわれた。「感謝」の言葉しかない。  6月に亡くなったのだが、公表はこれからのようだ。だけど、もう書いてもいいだろう。書かなくてはたまらない。近藤純夫さんが亡くなったのが6月6日だから、一緒に行ってしまったのですね。本当に「子ども調査研究所」がなくなってしまった。  高山さんは、僕を最初に見つけて

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報告・未来フェス2019in東京「AI未来フェス」

 8月11日に、未来フェス2019in東京「AI未来フェス」を実施しました。 多士済々20名余りの登壇者が、次から次へとそれぞれの視点から語っていただき、5時間ぶっとおしの全力疾走。休憩もなし。未来学会の和田事務局長がみかねて、自分の講演タイムを1分削って、背伸び体操を(笑)。これはこれで、また新しい経験を未来フェスはいただきました。  終了後も、和気あいあいと交流。登壇者のスピーチを聴いてるから、話もしやすい。誰でも自由に話せる(最近、疑問ですが)インターネット状況の拡大