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中小企業、個人事業主必見!メタバースでビジネスやるなら絶対に抑えておきたいこと ~前編~

こんにちは、リアルの世界で医師として働くVtuberドクターのkohekoheです。
私は、現在、メタバースで医師によるお悩み相談、座談会、自助グループ等を無料で提供するメタバースクリニックというサービスを運営しています。

メタバースクリニックの誕生秘話はこちら

さて、まず最初に、メタバースでビジネスを考えるにあたって、私自身の体験談からお話したいと思います。

メタバースプラットフォームを外注する

まだ、メタバースクリニックのアイディアがぼんやり浮かんでいた程度の頃、つまり、2021年の春辺りなのですが、その頃はまだメタバースという言葉も広がっておらず、自分自身もVR系の知識がほとんどなかったので、シンプルな発想から、プロに外注しようと考えました。

つまり、VR屋さんにお金を払って依頼し、自社専用のメタバースプラットフォームの外注開発を検討したのです。まあ、餅は餅屋ということですね。

具体的にはどのようなものかというと、VRCHATのような、メタバース上でアバターとしてやり取りができる、ごくごくシンプルなアプリケーションで、その見積もりをご依頼しました。

そして、返ってきたのが、
その額、なんと499万円!!

その時の明細書をお見せしますね。
※LogoTechというのは、弊社の旧社名になります

見積書

僕の感想は、

おお、そうか。。

ここから先はお察しください。

そして、おそらく、この金額は安い方だと思います。かなり色んなVR屋さんを調べて、海外のエンジニアに外注可能な企業さんを選んでお見積りを頂いたので、もし、国内エンジニアを抱える企業さんに依頼した場合は、おそらく、もっと高額になったのではないかと思います。

確かに、完全自社のプラットフォームとして素晴らしいものをお作り頂けたとしても、初期投資を回収するまでに何年かかるのか、、、

計算するまでもなくこのプランは断念しました。

自社でオリジナルプラットフォームを作る

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続いて検討したのが、
外注がそんなに高いのなら、プラットフォーム自体を自分で作ることが出来ないか??
ということです。

VRスクールに通い、自分自身でも基礎的な知識を身に着けつつ、そちらの検討に移りました。

結論から申し上げますと、サービスの構築自体は全然可能でした。

具体的には、Unityで空間を設計し、photonというネットワークシステムを利用して、ボイスチャット機能を実装するという方法です。
さらに、それを、SideQuestオキュラスのApp Labと呼ばれる場所にアプリケーションとしてリリースすることが出来るので、理論上は、完全に自社のプラットフォームを提供することが可能です。しかも、シンプルな実装であれば複雑なコーディングなどの技術も知識も不要です。

これだ!、これしかない!!

と思い、その方法に早速取り掛かろうとしましたが、それもすぐに断念することになります。

なぜか?

この方法には、大きな問題がありました。

それは、維持費の問題です。

まずサーバー代です。おおよその目安ですが、オンラインゲームのような、複数のユーザー同時接続サービスを想定した場合、サーバー代として月20万円~300万円くらいは必要となります。

photonを使えばサーバー代は無料になるも、photonも最初は無料の範囲で利用できますが、利用規模に応じた課金制があり、規模が大きくなればなるほど、つまり、メタバース空間の長時間利用や多くの人がアクセスすればするほど、運営費がどんどん肥大化していきます。

下手をするとサービスが流行れば流行るほど、どんどん赤字が膨らんでいく状態。

最初から大きな収益を計算できないサービスや、そもそも客単価の低いビジネスは絶対に避けるべきと言えます。

プラットフォーマーを目指してはいけない

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ここまでの話を踏まえて、僕が学んだことを一言で表すと、

そもそも論として、プラットフォーマーを目指してはいけない
ということです。

少なくとも、個人事業主、中小企業、資金力の無いスタートアップ企業の事業戦略としては完全に間違っています

こちらについては、
YouTubeとYouTuberの関係や、メルカリと出品者の関係
を例に挙げると非常に解りやすいかと思います。

言わずもがな、YouTuberとして億単位の収益を上げるような人もいますが、その誰もが、自分専用のYouTubeのような動画配信サービス自体を作ろうとはしませんよね?

また、メルカリで商品をコンスタントに売って利益を得ているような人が、メルカリのようなオンラインサービス自体を、自分で開発しようとはしませんよね?

さらに言えば、
YouTubeのようなサービスを作ったとしても、世の中には動画配信サービスも、実は沢山の種類があります。それはメルカリも同じくです。

しかし、そのどれもが、YouTubeのように流行っているわけではないことは明白です。
つまり、知られていない、ほどんど使われていないサービスが沢山あるということです。現状は、YouTubeの1強状態。メルカリもほとんど同じ状態ですよね。

つまり、何かしらの方法で突き抜けた企業のサービス、人が集まる特定のプラットフォームにまた人が集まる。
そして大きなお金がまたそこに投じられ、サービスがどんどん改良改善されていく、使い勝手が良くなる、もっと出来ることが増えていく、そしてまたそこに人が集まる。

このように、好循環の流れに乗ったプラットフォーマーだけが生き残っていける世界なのです。

つまり、僕たちが目指すべきは、
Googleではなくヒカキン
だということです。

さらに言えば、マイクロソフト、Google、Meta(旧Facebook)等、海外の桁違いの資金力を持つメガ企業、新進気鋭のユニコーン企業が、それこそ何百億、何千億も投資して、プラットフォームにおけるシェアの奪い合いを現在、命がけで行っています。

僕たちは、そんな真似をしてはいけません。というか毛頭無理です。瞬殺どころか、闘いにもなりません。

個人事業主や中小企業がメタバースでビジネスを展開したい時にやるべきこと、
それは今後、
どのプラットフォームが飛びぬけていくのか、
イニシアチブを握っていくのか、

そして、
自分たちはどのプラットフォームに乗っかっていくべきか、
それを適切に分析することなのです。

後編へ続く

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