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KEYTALKに出会う前 同じ道を歩みかけていた




KEYTALKという大好きなバンドがいる。


巷では
"踊れるロックバンド"とよばれる

ツインボーカルの4人組バンドだ


ボーカルの2人は
ぜんぜん違う声質なのに


ふたりのユニゾンや掛け合いは
唯一無二の魅力を放ちまくる



ドラムとエレキは
ちょっと不思議な子たち




KEYTALKの
KEYTALK節が炸裂している曲が特にお気に入り


今年の夏に発売されたアルバム
DANCEJILLIONは

街中でイントロを聞いた瞬間から

ぜったいKEYTALKだ!

ってわかるような
まさにKEYTALK節炸裂しまくりソング満載で

夏から秋にかけて
わたしの鬼のような激務に激しく寄り添ってくれた
お耳のお供だった


1周するまでに
ここまで仕事進める

夜な夜な
アルバムを何周も走らせ

幾晩も格闘した


おかけで2023年の

Spotify
My Top Songs 2023 TOP100に

DANCEJILLION収録全12曲

すべてランクインしてしまう事態に



いろんなアーティストの曲を
漁って聞くのが好きだけど

毎年KEYTALK数曲はランクインしてくるし
よく聞いたアーティストに登場してくる常連である

(気に入った曲は、シャッフル機能を強引に戻してまで聞き続ける癖がある。それでも頑なにシャッフルは止めない)



でも

今年はいままで以上に
KEYTALKの音楽に耳が染まった



なんて

ここまでDANCEJILLION語ってきたのに

トップに載せた曲は

前アルバムに収録されてるDROP2の音源。



この曲は
イントロ開始1秒から

ちびっちゃいそうなくらい好きなの


DON'T STOP THE MUSIC TOUR
熱狂パワフルKEYTALK 2019
~本当にダイジョーブ?? 爆発寸前!! 武正の足爆弾~

(ツアータイトル長い)

1曲目
DROP2から始まったのを
フロアで体感した時は

ほんとに
たぶんちょっとそこまで

無抵抗の尿意が

きてたかもしれない・・・


欲を言えば

オフィシャルで映像もYouTubeに
載せておいてほしいのだけど(ちっちゃな願望)


そしたらいつでもチビ(自主規制









KEYTALKの音楽を知ったのは
かれこれ10年以上前



おそらくはじめて聞いたのは

ひたちなか

ロッキンの
DJブースで誰かが流していた曲


曲は
トラベリング
だったかな


DJブースのうしろのほうで
ちいさく揺れて
フェス慣れしてない自分たちに

自由に踊るたのしさを教えてくれた気がして

生ぬるいビールが一気に進んだ






家に帰ってから

Twitterで検索

そこからひたすら曲を聴き漁る


気づけば


フェスは
KEYTALKが出る日をなるべく選び

ときどきライブハウスにも通うようになった



近年は
仕事の鬼と化しているので

ライブハウスもフェス通いも
めっきり減ってしまったが

熱量はむしろ

今のほうが高いかもしれない




あとになって知ったのだが

実は
彼らはわたしと同い年



しかもツインボーカルのひとり
「巨匠」は

中学校の文化祭で
ゆずの「友達の唄」を演奏するために
ギターをはじめたと

いつかのなにかで知った




かくいうわたしも

「青春の1ページに文化祭のステージに立ちたい」


とアイドルを密かに目指していた親友から
口説き落とされ


中学3年生ではじめて中古のアコギを買った


親友が目指す
アイドルとは程遠い

弾き語りユニットの結成だ


文化祭有志参加の
締め切りギリギリで声をかけられたものだから

ギターを買ってから本番までに
費やせる時間は僅か

まるで

売れっ子アイドルの
ライブまでの練習期間みたいだった





寂れた中学校の
体育館のステージで

駆け出しの新人ユニットは
ちいさな初舞台を迎える

生意気にも

青春の1ページを飾ったのだった




出場者名は

締切日に咄嗟に思いついた



「ゆず風味」



ゆずを演奏する
にわかユニットにはぴったりのネーミングだ




そして


文化祭に演奏するために選んだ曲は


KEYTALKの巨匠と同じく


ゆずの「友達の唄」だった





すきになったアーティストときっかけが
全く一緒だなんて!!!


勝手にシンパシー!



KEYTALKの

sympathyという曲も

急にものすごく
好きになってしまうのだから

ひとは
なんて単純なのだ




よくよく考えれば

ゆずの友達の唄は
当時流行っていたし

文化祭のために
ギターをはじめる少年少女なんて

年間で軽く1000人くらいは居そうな

よくある話だけど



じぶんの好きなバンドのひとが

一時おんなじ道を歩んでいたことを知れたことは

人生年表に残したいほどの価値と喜びを生んだ




とはいえ

わたしはその文化祭の1ステージで

表舞台から去ることになる







あの有名な


Fが下手だった






ギターの初歩の初歩でつまづいていたのだった









飽きっぽい性格も勝って


中学卒業後


文化祭のために演奏しただけの中古のギターは


押し入れの隅で薄埃を纏ったままでいる




そしてわたしは

ミュージシャンもアイドルも目指すことなく



気付けば

ステージに立つ人たちを観て
フロアでただ踊る人になった





あのままギターを続けていたら


じぶんがKEYTALKになった日が来たのだろうか





紛れもない不真実に目を背け



今日もわたしは

帰宅する車のなかで
KEYTALKを口ずさみながら

ひとり心踊らせらている





((2024年へ向けた微かな願い))

感情のピークまで高ぶらせてくれる
DROP2 のオフィシャル映像
どうかYouTubeで公開してください
(ちっちゃい願望2回目)

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