つい先月

元彼女の誕生日だった

別れてから最初のね

全部無くした去年に明るい光さえ無くして

今も試行錯誤しながらゆっくり歩き始めているんだけど

強烈な思い出というものはなかなか消えないもので

それこそ

寝て起きてすんなり忘れてしまえれば楽なことはない

新しい恋愛が起きる気配すらない

未練があるからかもしれないし

あれ以上を求めるから始め方がわからないのだと思う

孤独を感じることも多々あるし

連絡が取れない以上

自分のことをするしかないのだけど

そう簡単に行かないのが人間だ

失恋したことを悔やんでいるよりも

当時はうまくやっているつもりが

そうではなかったことが1番ショックなんだと思う

人間同士だからどこかで軋みや歯車が狂うこともあるのだけど

それをどうにかできなかった自分の力の無さを嘆いている感覚が1番近い

春になった

淡い季節だ

淡いようなことがこれからもできていけばいいのだけど

自分自身、自信が薄れてきているのがわかる

空元気ではなく、本気の元気で

物事に取り組みたいものだ

まだ生かされてるのだから

道はあると

信じたい

信じてみてもいい

信じていくしか

やはり道はないのかなとも思う

思い出や記憶が残ったっていいじゃない

確かに存在した時間なのだから

これからまた新しい時間と共に

生きていけるといいな