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MESON SPATIAL MAGAZINE

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MESONのメンバーがSpatial Computingに関する記事を書くマガジン
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2020年5月の記事一覧

メタバースとブロックチェーン | 両者をかけ合わせる意義と主要プレイヤー

先週、Fortniteやどうぶつの森などのサービス上で様々な実験をするMESON Metaverse Labを立ち上げました。 おかげさまで早速複数の会社からご連絡を頂き、メタバースクリエイターとのネットワークも作れつつあるので、近いうちに実験のアウトプットを公開していければと思っています。 リリースnoteの中で、モバイル・SNS・クラウドの3本柱で成り立っている今のテクノロジー環境が、MR・メタバース・+AI+Blockchainの3本柱に切り替わっていく、という話を

もはや第二のSecond Life!?メタバース化するFortniteの「クリエイティブモード」に感じた無限の可能性

世界中で人気急上昇中のFortniteというゲームにクリエイターが自由に自分のワールドを作れる「クリエイティブモード」という機能があるのをご存知でしょうか? Fortniteはバトルロワイヤルゲームとしても世界中のプレイヤーと銃撃戦ができる面白いゲームですが、自分はそれ以上に「クリエイティブモード」にかなり大きな魅力を感じました. クリエイティブモードはただゲームとして面白いだけではなく、Fortniteが第二のインターネット = メタバースに近づきつつあり、このメタバー

XR/メタバースにおけるサービスデザインの7つの鉄則 ~事例GIFとステップアップガイド付き~

MESONというXRスタートアップを経営してきた中で、過去にXR/メタバース領域でいくつものサービスや体験を作ってきました。 そのなかで、XR/メタバース領域のサービスをデザインする上で重要な鉄則が見えてきたので、この記事では特に重要なXR/メタバースサービスデザインの7つの鉄則について、Gifなどで豊富に実例をお見せしながら解説していきたいと思います。 1. ユーザーの既存知識・経験に寄り添う一つ目の鉄則として、ユーザーの既存知識・経験に寄り添うことが非常に大事だと思っ

ARにとってのWithコロナの意義は、デジタルツインデータのチャージ期間である

Withコロナは、ARにどう影響を与えますか?という質問をよく受ける。 答えとしては、影響受けまくりだ。 ただし、その影響はプラスとマイナスの両面がある。 まずマイナスの面からいくと、ARはリアルな空間の価値を拡張するものなので、Withコロナ期には本来のユースケースを発揮できない場面が増える。 例えば、観光、ライブ・スポーツイベントなどでの利用が主要ユースケースとしてあったが今はそうしたものが軒並み制限されている。 ではWithコロナがARに与えるプラスの影響は何