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MESON SPATIAL MAGAZINE

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MESONのメンバーがSpatial Computingに関する記事を書くマガジン
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2019年7月の記事一覧

初めてARアプリを開発する人が抱えやすい3つの悩みとその解決法

「これからARの開発を始めたいんだけど何から始めたらいいですか?」という質問を受けることが非常に多くなりました。 AR技術に注目が集まり、自分のやっていることにARを掛け合わせることができないかと興味を持ってくれる人が増えていること自体はとても嬉しい一方で、同様の悩みを抱えている方々は一定数いると感じたので、そういった方々の力に少しでもなれるように、自分なりの考えをnoteにまとめることにしました。 本記事は「これからARアプリの開発を始めたいんだけどどうしたらいいかわか

第3のデジタルフロンティア | Mirror WorldとSpatial Computingの時代

PC・スマホによるイノベーションが数年前から落ち着き、多くの人がテクノロジーにおける次のフロンティアはどこなのかを探している。 個人的にも数年前は毎日新しくリリースされるアプリやWEBサービスにワクワクさせられていたが、最近は驚くようなサービスに出会う機会はめっきり減ってしまった。 結論から言ってしまうと、PC・スマホの次としてのデジタル・フロンティアは、プラットフォームとしてのMirror World、インターフェイスとしてのSpacial Computingだ。(※1

任天堂VRKitでARゲームを作る!【5minARゲーム開発】

◇どんな記事? ・任天堂Switchを段ボールであれやこれやするNintendo Laboとその派生商品であるVRKitを基礎としてARゲームを作るよ ・プログラミングスキルは必要ないので小学生から作ることができるよ ・侵襲的な改造, 不可逆的な改造はしないよ ・ARコンテンツに多くの人が触れて興味を持ってくれることを望んでいるよ​ 0. はじめに任天堂VRKitは任天堂Switchの専用コントローラーであるJoy-conを用いて様々なToy-Conを製作し, ハードウェ

【Member’s Story】日本をもう一度、尊敬される国へ。MESON代表・梶谷健人が「AR」で世界に挑む理由

こんにちは! MESONで広報&ライターを担当する小林香織です。 今回から始まった【Member’s Story】では、MESONメンバーのキャリアストーリーをインタビュー形式でご紹介します。第一回目は、MESON創業者である梶谷健人が登場。 「世界で戦える会社を作りたい」。そんな野望を持つ梶谷が、これまでどんな道を歩み、なぜARにフォーカスすることを選んだのか。これまで語られてこなかったエピソードも盛り込んで、お届けします。 〜梶谷健人プロフィール〜 東京大学卒。日本

ARにおけるサービスデザインプロセス完全解説

自分たちMESONは、AR時代のユースケースとUXをつくる会社として様々なARサービスを作っているのですが、その中でARサービスデザインのプロセスやメソッドに関する知見がかなり溜まってきたので、現時点でのARサービスデザインに関する知見を一気にシェアしたいと思います。 ちなみにMESONが主に制作した2つのサービスはAWEという世界最大のARカンファレンスのアワードでSnapchatやMagicLeapなどと並んでソフトウェア領域では日本で初めてファイナリストに選ばれていた