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子宮筋腫手術レポ その3~術前検査 2日目 ~

MRIから更に2週間後、病院で術前検査ラリーを行う。
1日がかりなので、予め有給にしていた日に検査することにした。
(なぜ有給にしていたかというと、その日が自分の誕生日だったから。思いもよらないプレゼントになってしまった)

※引き続き重要情報は太字部分だけなのでパパッと読めるぜ※

この日の予定】
①コロナ問診
②CT
③検尿
④採血
⑤心電図
⑥呼吸機能検査
⑦麻酔科
⑧婦人科
⑨歯科
⑩自己血採取

最初に書いた通りこの多さならどう考えても1日がかりだし、そう説明もあったが、中には3~4時間程度だと思って半休しかとってなかった人が焦って職場に電話するなんてこともあるらしい。なワケあるかいな。

①コロナ問診
この頃(2021年)はコロナ警戒真っ盛りだったので検査にもこういった問診が必要だった。今も多分そう。
よくある、県外への外出は無いか?同居している人に症状はないか?よもや発熱などないよな?というやつ。

②CT検査
体の輪切りの写真を撮るやつ。
私は前月の健康診断で肺に影(ただのよくある感染症の名残だったらしい)があったため、別の病院で再検査した診断書もついでに提出した。
MRIほど時間はかからないので、着替えて横になるだけですぐ終わった。

③検尿
言わずと知れた紙コップに尿を入れて提出する検査。
この日生理が来ていたので一応尋ねたところ、今回の検査では関係ないとのこと。
こういう時は飲み物は飲めないことが多いのに、皆なぜそんな自在に尿が出せるのか不思議でならない。出始めの尿はだめとか言うし、みんなの膀胱どうなってるん?

④採血
試験管みたいなのに4本ぐらい採ると言うので、自分は血管が見えにくくて失敗しやすいと強めに自己申告。
そう言い差し出した私の腕を見て焦った若い看護師さんはどこかへ行き、代わりにベテラン選手がやってきた。「ほほ~これはこれは・・・」とやたら嬉しそうにするベテランのおかげで1度も失敗せず採血完了。

病院にもよるだろうけれど、採尿・採血ゾーンは色んな病気の人が来るため一番人が多かった。本や雑誌などの暇つぶしは必須。

⑤心電図
ベッドに横たわり、足首や横っ腹に電極を貼るやつ。
電極を塗る場所にはゼリー?ローション?を塗るわけだが、塗られる時がそらもうこそばゆくて看護師さんの前で「ヘヘヘヘッ」と笑ってしまって恥ずかしかった。

⑥呼吸機能検査
これは人生初。というか、ほとんどの人はやったことないのでは。
何のための検査かというと、子宮筋腫核出術は全身麻酔なのでそのあいだは当然人工呼吸器をつけることになる。となると肺の大きさや、呼吸機能に異常はないかを調べておく必要があるということだった。

謎のマシンから伸びたホースを咥えて勢いよく息を吐き続けるのだが、長いので失敗する人もいるらしい。高齢者も相手にするからか、若い男性医師がやたらに優しく説明してくれた。

そうして検査を開始したものの、息を吐き続ける間ずっと先生が背中をポンポンしながら「がんばれ♡がんばれ♡」というもんだから変な気分になってくる。ここで何かに目覚めてしまう人も居るんじゃないのか。

思わず一度失敗した時「あ、今失敗しましたね・・・?」と笑顔で言われたのに多少のパスみを感じたが、そんなこんなで無事終わった。

⑦麻酔科
他の検査が案外早く終わって予約時刻まで1時間半もあったが、呼吸器の先生曰く行けばやってくれるということだったのでそのまま向かった。

麻酔科ではまず、渡された資料に目を通して説明ビデオを見ながら待機。
それから先生に麻酔の副作用や、当日の手順について説明を受ける。
ざっくり言うと、手術中はずっと専門医がそばにいるから安心してねということだった。

そして次に麻酔の方法を選択する。
麻酔の方法は、『神経ブロック』と『硬膜外麻酔』。
(この2つの違いは一般人の私が書いて誤解を招いてはならないので割愛)

ちょっと悩んだが、多くの人は『硬膜外麻酔』らしいのでそっちにした。
その方が、知人が同じ手術を受ける時に感想が言えるかな~という理由。

麻酔の説明は長いが、全身麻酔なので不安な人も多いんだろう。
ジタバタしてもプロに身をゆだねるしかないけどね。

⑧婦人科
婦人科ではCTの結果を見るなどして手術ができるというお墨付きを得た。
その後、入院当日の手順までしっかりと確認。

朝9時から検査だったが、この時点で13時過ぎ。
昼食を食べるように言われたので、院内の食堂でカツ丼を食べ次へ。
次が歯科なので一応歯磨きもした。

⑨歯科
「え?ここで歯医者?」と思ったが、これも大事。

全身麻酔の手術では人工呼吸器や麻酔の吸入器を口に突っ込むので、前歯が欠けたり細菌感染を起こしたりしない為にチェックを行う。

動画で説明を見て検査をした後、手術当日の口腔ケアの予約をして終了。

⑩自己血採血
その名の通り、自分の血を採取する作業。
血液パックに自分の血をとっておくことで、手術の際に使えるってワケ。

婦人科で受付をするのだが自己血の説明がうまくできず、
「自分の血を抜く者なんですが・・・」と妖怪の自己紹介をかました後、採血ルームへ移動。

これはそれなり量を抜くので時間がかかる。
(私は血管が細く血圧も低いため余計に時間がかかった)

抜いたあとは血液製剤を点滴で打てば検査は全て終了なのだが、貧血で病院内で転倒する可能性があるため車いすに乗せられた。

点滴に繋がれ、生理の痛みでお腹をさすって待つ。
その上婦人科で車いすに乗ってるもんだから、はたから見れば病気の妊婦である。

点滴が終ってスクッと立ち上がると、何も悪くないのに「元気やんけ」みたいな視線を向けられたのがちょっと恥ずかしかった。

いろいろあったが、夕方16時ごろ検査は全て終了。

あとは入院の1週間前に、だ液を採取するタイプのコロナ検査をして結果を待つだけ(一番心配だったが結果はもちろん大丈夫だった)


次は入院ですが、ここまでのレポを見ると仕事の方は大丈夫なのか?とか保険の手続きは?とか他の疑問もわいてくると思うので、番外編としてその辺も書こうと思います。


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