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子宮筋腫手術レポ その5~入院 1日目後編~

手術の説明を終えた後はとりあえず院内着を借りに行く。
持込のパジャマでもいいのだけれど前開きでなければいけなかったし、荷物も減るので借りる人がほとんどらしい。
実際快適だったので、院内着にしといて本当によかったと思った。

その足で保険の手続きのために文書受付に行くが、この時点では退院日が決まってないので残念ながら出せなかった。

そして夕方、もう一度診察室で内部を見てもらって切開する予定のおへそを洗浄。(めちゃくすぐったい)感染症を防ぐ為だろう。

この日はもう2つ宿題があった。

1つは、病院の売店に行ってティージーパンツと夜用ナプキンを買っておくこと。
ティージーパンツは手術用の着脱しやすいパンツ。これとナプキンを看護師さんに装着してもらった状態で目が覚めるらしい。
手術の後はアソコから血が多少流れ出てしまうからだ。
(病院ではアソコのことを「おしも」と呼んでいた、上品ですわ)

もうひとつは、硬膜外麻酔の練習。
背中にほっそい管を通しスイッチを押して麻酔を送るというちょっと怖い麻酔なのだが、手術中に全身麻酔と併用するだけでなく、術後の痛みを自分で和らげるのに有効なのである。
練習と言っても横になって体を曲げるだけなので特に心配いらないと思う。

いろいろ終わったら、やっとこさ夕食にありつける。

見た目は微妙だがおいしいよ

手術前の晩餐だからカツ丼なのか!?と思ったが、他の患者さんも同じだった。ただの自意識過剰。
返却のトレーを見るに、他の患者さんも大体完食している(ごはんは少し多いので残す人もいるみたいだが)
飽きた時用にふりかけを持参していたので入院中残すことはなかったぜ。

そしてドキドキ・・・人生初の浣腸の時間がやってきた。
手術室を汚さないように、前日と当日の2回浣腸しなければならないのだ!
なお先ほどのカツ丼(食後の下剤付き)を最後に丸1日絶食、翌日の朝からは絶飲である。


横になった状態で肛門からデカめの注射で浣腸。
2種の薬液を使うので2回尻に挿入される訳だが・・・
正直1本目でだいぶ腹はヤバイ。

なるべく1~2分絶えてトイレで出すように言われたが絶対無理。
人間としての尊厳を保つので精いっぱいなので、説明を聞きながら体はトイレに向かっていた。
注入し終わって便座に座るまで40秒くらいしか持たなかったと思う。
(便秘がひどい人は20分とかかかるらしい、心配になるわ)
あの時の腹痛と冷汗は忘れられない・・・手術前に死ぬかと思った

尊厳を守り抜いて迎えた初夜は寝苦しく、緊張で眠れない。大部屋でエアコンの温度を変えるわけにもいかず、看護師さんに相談すると氷枕を貰えた。
それから睡眠薬を飲ませてもらって30分。全く眠くならないな~と思った瞬間に寝た。薬ってすげぇ。
ちなみに手術後も寝すぎて眠れず、睡眠薬をねだったが貰えなかった。
キビCね。

次回は遂に手術当日。もちろん成功するので安心して欲しい。

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