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オンラインゲームで理不尽に暴言吐かれておいてよかったな〜

リアル暴言厨に遭遇

お盆で実家に帰省していた時の話です。

私は自動車を運転していました。免許は持っていますが普段は運転しないペーパードライバーでして、運転慣れしているとは言えません。

ですが実家は田舎町のため日用品を買いにいくなど基本的な生活を送るためには自動車が欠かせませんので、仕方なく車を運転していました。

田舎町と言ってもかつて栄えていたものの現在寂れてしまった系の田舎町なので、住宅地などは結構細い路地や見通しの悪い交差点が多く、運転テクニックが要求されるのです。

私がその時運転していたのはミニバンで、すれ違いがぎりぎりできるかどうか、といった路地を走っていました。

対向車が来たら嫌だなぁと思っていたところにちょうど対向車がやってきます。普通自動車ですがコンパクトタイプです。私の少し先にすれ違いできそうな少し広いスペースがあったのでそこまで行って、対向車が通過するのを待とうと考えました。

ですが突然対向車は謎に速いスピードでこちらに接近してきて、私がすれ違おうと思っていた広いスペースに着く前にすれ違いに成功しなければならないという厳しい状況に突如として追い込まれてしまいました。

なんだか嫌な予感がしました。

仕方ないので車を擦らないように、道路沿いの建造物にあたらないようにそろそろと路肩に寄ることにしました。こちらがもたついている間にも対向車はこちらに接近してきて、こちらを向いてなにやら怒鳴っています。

どうにかすれ違うことができましたが、対向車の運転手は

「このヘタクソがぁ〜〜〜!!!!!」

とすれ違い様にこちらに吐き捨て、去っていきました。

私は無事に状況を切り抜けられた安堵と、対向車の運転手に怒られた悲しみで、口をとがらせながら目的地まで運転をつづけました。

私の口の角度は30°60°90°の三角定規の、30°の部分の形に似ていたと思います。

これの左端の部分くらい。


自分が悪いところもあるけど…

確かに私の運転テクニックはそこまで上手ではないので動きがゆっくりしていたのは事実です。

ですが対向車の運転手ももうちょっと待ってくれれば楽にすれ違いできていたし、その上なにも下手くそが〜〜〜って怒らなくてもよいのでは?と私は思いました。

理不尽では?

この状況は私がPvPのオンラインFPSゲームをやっている時と似ている…!
(FPS=First Person Shooter。一人称射撃ゲームです。)

オンラインゲームでよく遭遇する暴言厨

ここ数年流行ってますね、チームを組んで敵を倒すオンラインFPS。

例に漏れず私もプレイしますが、チームに一人で参加する野良プレイをしていると知らない人からしばしば暴言を吐かれます。テキストの場合もあれば声で言われるときもあります。

four-letter-word(f^^k)とか、「バカ」だの「アホ」だの「下手くそ」だの、日本語英語韓国語中国語などいろいろな言語で言われます。
私の責任で負けた時は仕方ないなぁと思う時もありますが、特に意味もなく吐かれる時のほうが多いかも。

あまりいい気分にはなりませんが、今では多少慣れました。

知らない人と一緒にゲームをやっているので、いろんな人がいると自分に言い聞かせつつ暴言厨をブロック。それで済みますし。

普段怒りをぶつけられる機会って減りましたよね

怒りの感情の嫌なところは、暴力性を強く感じるところにあります。
精神的にダメージを負うのはもちろん、怒りそのままの勢いでこちらに暴力を振るってくるんじゃないか?と身体の危機すら感じさせ、恐怖を感じます。
(恐怖といってもホラー映画の恐怖とはちょっと違うかもしれませんね。)

それもそのはずで、一昔前の学校では指導の一環として平気で教師が暴力をふるっていました。怒りと暴力はほぼセットなのです。

体罰が世間的に大きな問題になり、次いでパワハラのような精神的な攻撃も体罰と同等に問題視され、今では教師や上司といった立場上上に立つ人は非常にセンシティブに部下と接するようになりました。

ちょっとした言葉遣いや仕草さえもハラスメントと勘違いされないよう気を揉んでいるのですから、もちろん直接的で理不尽な怒りをぶつけられる機会はめっきり減ったように感じます。

それだけ恐怖を感じる機会が減ったということですので私としては大変好ましいと思いますが、それだけに突如として怒りをぶつけられると効きます。

ノーガードのところに突如として襲いかかられると、危害を減らすための抵抗や防御、受け身などはうまくできないみたいな感じでしょうか。

そこで…

オンラインゲームで理不尽に暴言吐かれておいてよかったな〜(皮肉)

オンラインゲームでの暴言は、理不尽な怒りとしては対処のしやすいものです。

・相手の顔が見えない
・ブロックすれば二度と関わることは(基本的に)ない
・物理的な危害を加えられることは(ほぼ)ない

オンラインゲームで怒りをぶつけられ、それに対処する経験をしていわば怒りに対して「慣れ」ることによって、対向車の運転手に怒られた時のダメージを減らすことができたのかもしれません。

これがアンガーマネジメントって、コト!?(違う)

まとめ

・ゲームで人に暴言を吐くのはやめよう!!!
・もちろんリアルで人に暴言を吐くのもやめよう!!!

恐怖を感じずに生活できるのが最良だと、私は思います。

怒りを感じることはあっても、他人にぶつけることはあんまりいいことじゃないと、私は思います。

怒りを他人にぶつける時は、その怒りで相手に恐怖を感じさせて暴力的に抑圧していることを思い出してみてはいかがでしょうか。


ゆとり世代より。















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