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【文系】3年次編入徹底ガイド〜基礎知識編〜

 この度、令和6年度3年次編入試験にて三重大学と大阪公立大学に合格をいただきました。 編入の受験勉強は資料が少なく頼りになるものが少ないと思うので最新の参考になる情報を提供できればと思い編入のスケジュールや勉強方法について書かせていただきます。




1.受験形式はどんなものか

  ‼️1次試験が筆記試験2次試験が面接試験に分かれていることがメジャーです。
大学によっては1次試験に筆記試験と面接試験を同日に行う場合もあります。


 ‼️そして筆記試験は文系の場合には、英語・小論文・専門(社会学や教育学など)が多いです。
 
または専門と小論文がまとまっていて小論文の問題の内容が専門について触れている問題の場合もあります。また専門科目ではその専門科目の用語の説明を求められる問題などがあります。

 また面接試験においては10分程度面接官である教授2人くらいと対面で試験されます。(どのような内容が聞かれるかについて詳細は次の【受験勉強期編】にて書きます。)

 ⚠️また偏差値65以上の国公立大学になると1次試験の前に書類審査がありそれを通過しないと1次試験も受験できないものもあります。



2.編入受験のスケジュール


   ❄️11月〜2月:大学1年生の冬休みごろから受験勉強をスタート(理想)+
   おおまかな志望校を決め、それについての情報を集める
     →できれば過去問を手にいれる
 🌱4月:遅くても2年生の始まりまでには受験勉強をスタート
    6月:志望校の決定(確定)
       →受験科目を確定させることで効率よく勉強
  🌻7月:在籍大学の定期考査+志望理由書の考案・作成開始
       8月:編入模試の受験+志望理由書の完成+願書提出
       9月〜11月:国公立大学入試本番シーズン+願書提出
  🌸11月上旬〜12月中旬:合格発表
       11月下旬:私立大学願書提出
       12月〜2月:私立大学入試本番シーズン

 文系の受験は9月から11月下旬にかけて多く行われるのでこの時期は特に忙しくなります。
 


3.倍率はどれくらいなのか

 大学によって異なりますが、偏差値の高い国公立大学では7倍になることもあるようです。⚠️また私立大学では募集人数2人だとしても合格者数0人であることもあるため信用できるものはありません。

 ‼️できるだけ志望大学の前年度などの合格者数や募集人数の関係を調べておくことをお勧めします。



4.全体でお金はどれくらいかかるのか

 ‼️まず編入塾に通うのか通わないのかによっても大きく金額は変わります。
塾に通う場合1年間ざっと50万程度必要となります。
 私のケースでの金額をお伝えします

 【文系編入生の1年間の出費】
 英語【参考書代合計】        約1万円
 編入塾代              約50万円
 TOEIC 4回受験           31,240円
 入試交通費・宿泊費(大阪・東京)  約5万
 受験料【国公立大学3校+私立大学1校】13,9000円
(国公立大学1校:33,000円)
(私立大学1校:40,000円)
⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯
      合計             730,240円

⚠️塾に通わない場合でも受験のための交通費や受験料込みでいくつかの大学を受験する場合には20万程度は必要となるでしょう。



5.受験に資格は必要か

 ‼️資格というとTOEICが必要になる大学はあります。
特に偏差値の高い大学になる(旧帝大)とTOEIC4技能のスコアが求められる大学もあります。大阪大学、同志社大学は必要です。

 また2技能(Reading &Listening)のスコアの提出を求める大学が近年では増えてきています。しかしそのなかに提出を任意にしている大学もあります。例えば、御茶ノ水女子大学、名古屋大学はこういった大学です。

 ‼️任意の場合提出すべきかどうかの基準点が難しいと思いますが、800点以上の点数があればどの大学に提出しても書類の時点で加点対象になると言われています。
 しかし640点以下の点数を提出すると減点対象になってしまう要素になる可能性があると言われているので慎重に考慮してみてください。

 基本的には640点以上であれば提出することをお勧めします。




6.編入塾に入塾するべきか

 個人的には入塾することを強くお勧めします。ここで入塾のメリットとデメリットを説明します。

【メリット👍】                【デメリット👎】 
・専門の先生にアドバイスをもらえる     ・受講料が高い
・たくさんの大学の過去問をみれる      ・より一層忙しくなる
・OB/OGの合格体験談を参考にできる      
面接練習を受けられる
添削を受けられる

 ‼️50万ほどするのでとてもためらわれますが入塾したものとして、とても有益な受験の情報を得られ、実践的な面接練習から志望理由書のプロの先生による添削を受けられました。


 もし大学に受からなかった場合損失が大きいので悩まれると思いますが近道のためにはよいのではないかと思います。いかに本人が塾を利用できるかにもかかっています。


7.高校生の大学受験との違いは何か

 大学受験は共通テストを受けてから2次試験で国公立大学前期・中期・後期で1校しか筆記試験を受けることができません。

‼️しかし編入受験は1次試験のタイミングから志望校を直接受けることになります。またマーク式の問題はありません。



8.国公立大学は複数受験できるのか

   何校でも受けたければ受けることができます。ただし文系国公立大学は11月の中で被ることもあるのでチェックしておくと良いと思います。

    ‼️試験のスケジュールが記載される募集要項は、受験があるとしのおおよそ7月くらいから公開されるので志望校を決める時点でははっきりスケジュールを知ることは難しいです。
 

 ただし前年度と同じ時期に試験が行われることが多いので前年度の募集要項を調べてチェックすると、志望校を決めたり計画を立てやすくなるでしょう。



9.在籍大学から受験の許可は必要か

 必要ありませんが、受験前に在籍証明書や単位証明書を受験先の大学から求められます。



10.編入後在籍大学の単位は認定されるか

されます。しかし単位証明書を提出してから大学側で決定されるためどの程度認定されるか予想することが難しいです。

 ‼️また必修などが編入前と編入後で前の学部と完全に異なる場合必要な単位数が増えます。例えば私は国際学部から文学部への編入のため編入後の必修単位は合計96単位でした。


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