THE 肌着(肌着としてのボクサーパンツ)
はじめに。
私は、完全オリジナルのボクサーパンツを企画して販売しています。ボクサーパンツを常日頃から研究しています。
そして前提として、「構造」にこだわったメンズのボクサーパンツを作っています。
日々のボクサーパンツの研究に少々お付き合いください。
「肌着」としてボクサーパンツを考える。
ボクサーパンツは、カテゴリーでいえば、下着。
下着というより、肌に直接触れる「肌着」です。
「肌着」は、当然ですが肌に触れます。
肌に触れる以上、肌にやさしくする必要があるんじゃないかと考え、あるサンプル(モノ)を試作、実験してみた訳です。
どういう事かと言うと、『肌に触れる面は、デリケートに!』と思ったわけです。
冒頭、「構造」にこだわったメンズのボクサーパンツを作っていると自己紹介しました。
レディースだったら、答えは簡単。人体の構造上の話、凹凸がないので、スロギー(sloggy)でも、ユニクロの無縫製のでもいいわけです。。。
私のテーマはメンズです。人体の構造上、いろいろと複雑です。ある程度はき心地をきちんとした上でボクサーパンツをつくりたいのです。そのため、縫製は、必須なワケです。
それと、こんな感じの機械で編んでいる立体成型の商品では、物足りないのです。
わかりにくくて、スミマセン。一応、配慮して敢えてわかりにくくしてるわけです。。。
試作品はこんな感じ
こちら↓は、表です。肌にあたらない外側です。
通常、肌着は、肌にあたる方(ウラ)もあたらない方(表)も縫い目があります。まず、この試作では表に縫い目があります。それと、黄色い丸にご注目ください。
↓見やすくアップしています。
↑本気で販売しようかと考えていましたので、洗濯表示が必要です。ポケットを付けて洗濯表示を縫い付けています。これだと、肌に邪魔な洗濯表示があたりません。
プリントで表示する方法もありますが、あくまでも肌に優しい「肌着」が目標です。
続いて、ウラ。肌にあたる方です。
少しわかりにくいかもしれませんが、肌側に縫い目はありません。肌にあたるのは、生地と糸のみです。
つまり、肌に触れる方に縫い目がなく、外側に縫い目があるのが正解なのでは?と思ったわけです。
生地にもこだわってみる
肌にやさしい「肌着」を目指し、さらに、生地にもこだわってみました。
私の知る限り、ベストの優しい肌ざわりは、あるオーガニックコットンの生地です。
その、あるオーガニックコットンを使用して、肌に触れる方(内側)は縫い目が無く、外側に縫い目があるように作った訳です。
このサンプル、めちゃくちゃ肌に優しい「肌着」として完成度が高いです。
完成度が高いので、自分でも同じモノを作って寝る時に着用しています(画像は現物じゃないです。。。念のため)。寝る時専用として売りたいくらい。
はき心地は最高。
しかしながら、縫い目をなくしたけど、見た目が良くない。。。
結局、ボクサーパンツをはじめ、肌着は、見せる(魅せる?)という要素が大きいですね。
表がウラで、ウラが表のボクサーパンツ。
THE肌着、の研究でした。
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