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「まだ23歳の若造に何がわかるねん」だって?こっちは全部自分で積み上げてきたんだよって話

今日はこんなツイートをしました。

よく言われるんですよこれ。

「たった3年で何がわかるねんww」
「まだ23歳やのに何を語っとんねん笑」
「そんなやつにサッカー指導できんの?w」

って。


上記のようなことをSNSでも言われたし「こいつ若いのにばりでしゃばってるやん」みたいな顔で見てくる対戦相手の指導者もいる。


でもこっちはただ3年間、何も考えずサッカーを指導してきたんやない。

この3年間の失敗や挫折、成功や選手の意見を全部積み重ねて今があるんや。


ふと昼頃に腹が立ってきてガムシャラに殴り書きをしています。

「結局お前は何が言いたいねん」って記事なるかもしれませんが、うまく結論に持っていきますので、暇つぶし程度に付き合ってくださいな。

「もう、このサッカーやめませんか?」

僕は3年前、中学校の外部指導員制度を利用して昔お世話になった顧問の先生の元でサッカーを教えることになった。

「なぜ僕がサッカーのコーチになったのか?」「当時どのようなサッカーをしていたのか?」を全て赤裸々に語ってる記事はこちらなので、時間がある方は以下の記事からどうぞ。

でもね、初めは想像を絶するほどうまくいかなかった。

はっきり言って選手のレベルも初心者か、ほとんど未経験者ばかり。

平日の練習は冬なんて1時間半程度。

当時の僕の指導技術ではやりたかったサッカーを仕込む能力も時間もなかった。


そして、

練習試合をすればまあボッコボコ、、、笑


「これで絶対にうまくいく!」と思って仕込んだ戦術や練習がもう笑っちゃうくらいうまくいかない。

選手も「こいつ何いってんだ??」みたいな顔で聞いてる時もあったなぁ、、


それでも僕は自分がやりたいサッカーを納得いくまで選手に教え込み、何度も練習試合に臨んだ。

まあ、当時のことを考えるとひどい指導者だったと思う、、、笑


そんな何も知らない若造がサッカーを指導していたのに、恩師である顧問の先生はすごかった。

練習や試合等の戦術やシステムを全て僕に任せてくれた。

「〇〇(たべお)のやるサッカーを一回やってみよう。そうやって一緒に進んでいこう」と信じて任せてくれた。

当時中学生の指導経験もなく、結果も育成も全然できない若造に全てを任せてくれた。俺が顧問の先生の立場だったら怖くてできない。今でもその先生と一緒にサッカーを指導してるが、ぶっちゃけ頭が上がらない。


そして当時は副顧問の先生がもう1人いた。

彼もサッカー経験者で、中学高校とバリバリサッカーをしていた先生だった。

僕が顧問の先生にサッカーの指導を任されていたので、副顧問の先生はあくまでサポートのような立場。

でも、その時から僕のサッカー指導に不満をかなり抱いていたのかもしれない、、、


そして話は少し変わるが、

ある春先の地域のカップ戦で僕たちは試合をすることになった。

クラブチームや地域のチームが参加する規模は大きめの大会だ。


僕たちのチームも参加させてもらっていろんなチームと試合をさせてもらったが、内容も結果もボコボコにされながら試合を指揮していた。

相手チームも「こいつら弱くね、、?」みたいな視線で僕たちを見下すほど、ボコボコに点を取られていた。


すると試合中に突然、副顧問の先生はぽろっと言葉をこぼした。

「こいつらには難しすぎるよ、このサッカー、、、」

そしてそう口にした後、僕に向けてもこのように言い放った。

「もうやめませんか?これじゃ絶対勝てないし、厳しいですよ。」

正直な話、その通りだと思った。


自分の中でも半分「これはダメなやり方だ」とわかっていた。でも当時の僕は頑固で、ひたすら同じサッカーをやり続けた。

今までのやり方を急に変えると、選手のこれまでの努力が水の泡になってしまう、そう思っていた僕は結局最後の公式戦まで戦い方を変えなかった。


もちろん予選敗退で完敗。

指導1年目とは思えないくらいの挫折と経験を味わった。


まあこんなエピソードなんか星の数ほどあるんですよ、、笑

というか、今みたいな「思い出したくもない」地獄のようなエピソードが山のようにある、、、笑


でも鮮明に頭に残るほどの体験を僕はこの3年間でしてきたのだ。

「適当」に過ごさず3年間「積み上げてきた」

でもこの時から自分の失敗や改善点、サッカーの指導方法は全てメモに残してた。

・サッカー未経験者や経験が少ない選手にどんなサッカーを仕込めばいいのか?
・自分のやってきたサッカーの何を残して、何を捨てるのか?
・自分のやりたいサッカーではなく、選手や環境を考慮してサッカーをしなければいけないのでは?
・試合に勝つのではなく「選手を育成すること」が一番大事じゃないか?

ぶっちゃけ今日の今日まで、ノートに換算すると100冊以上の文字数は書いてきたし、録画した試合を何百回と見返しては、

「どうすれば試合に勝てるのか?」
「どうコーチングすれば選手は理解しやすいか?」
「どんなサッカーをすれば試合に勝てるのか?」

こんなことを24時間考え続けた。

その結果、チームのコンセプトが大事だってことや「ドリブル」が未経験の選手を劇的に伸ばせるってことにもたどり着けた。

そしてさっきもぽろっと書いたけど、


顧問の先生には平日の練習、土日の試合のアップから戦術、試合の指揮まで全て任してもらってる。しかも、一時期は30人を超える3学年を1人で指導してた時もある。

さらに1日中、現場や居酒屋であーでもないこーでもないと顧問の先生とチーム運営について議論を交わした時もある。


今日の今日までサッカーに時間と命を捧げて積み上げてきたのだ。


「試合なんか勝ったらええねん!」とか「〇〇だけ教えてたらいいねん」みたいに、長くサッカーを指導してるだけの指導者じゃないねん。

だから23歳の若造とやらのチームにチンタラボールを握られて「何やってんねんお前らぁ!はよボール奪えやぁ!!」しか言えないんだよ。



「和式なんかゴミww」とか「お団子サッカーとかするな、海外サッカーを参考にしろ」とかSNSや外野からしか威張ることができないやつと同じじゃないねん。

選手の大事な数年を犠牲にし、勝てなくて号泣する選手を置いて次の学年を指導しながら「どうすれば選手を育てられるか?」「どうやったら試合に勝たせられるか?」を必死に研究して、現場で実践してを3年間繰り返してきた。


だからこうやって5000文字とか1万文字以上の記事を何本もかけるんや。

外野から批判するやつには絶対かけない、だって現場の環境や選手の質も知らないくせに外野からぐちぐち言うだけでいいもんな。

サッカーの指導者はガンガン知識を入れて、ガンガン指導でアウトプットしてね


うわあ、結論どうしようかなぁ。

まあ言いたかったことは、こっちは3年間とんでもなく充実した指導経験をさせてもらったよって話をしたかったんです。

別にただ長くサッカーを教えてる指導者相手にも、別に内容や結果で勝つことはできるんだよって。

そして、これを見てる指導者もできるだけ充実した1年を過ごして欲しいんですよ。面白いチームや選手を育てて欲しいから。


じゃあ、どうすれば面白いチームや選手を育てられるんや?ってことだけど、

ガンガン知識を入れて、ガンガン指導でアウトプットしてね

ってことかなあ。

まあ僕も全然大したことない指導者ではあるけど、僕の指導を見て「サッカーの指導者に将来なります!」って卒業生もいるし、実際に県の1部から声をかけられてる選手も今いるので、少しは魅力的なチームにはできてきたかなと。

そして、そんなチームにするためにしてきたことが「ガンガン知識を入れて、ガンガン指導でアウトプット」です。

ただ何も勉強せずサッカーを教えるのではない、かといって学ぶだけ学んで何もサッカーの現場に役立てないのもだめ。

僕は「わからない」と思ったものはすぐ勉強して、速攻で指導に取り入れる習慣がある。

これを繰り返してきたから、ちょっとはまわりに求められるような選手やチームを育てられてきたかなぁと思ってます。

と言うか、これさえできれば周りと違うチームには育ちます。


なんかまとまりのない記事ですいません、、笑

みなさんの少しの暇つぶしにでもなれたのなら幸いです。

今日はここまで!

P.S リプとかDMとかで気にせずガンガン絡んできてくださいね

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