【2/8】進む円高、欧州株急落によるリスク回避

欧州株が急落し、円高がさらに進んでます。


■欧州銀行株が数年来の安値

域内の銀行部門の健全性に対する懸念が持ち上がっています。

緩和的な金融環境下で利ザヤが減り、銀行の利益生や資本力が不安視されています。

銀行株は今年に入って約24%も下落しています。


■ポジション調整の動き

野村証券インターナショナル(ロンドン)のシニア・ストラテジスト兼エコノミストチャールズ・セント・アーナウド氏によると

「一部ポジション調整の動きがみらえる」とし、

「マイナス金利は(日銀にとり)正しい政策であるとの

見方は変わらないが、マイナス金利がどの程度の効果や影響を及ぼすことができるのか、市場では懐疑感が出ている」

と述べています。

つまり、マイナス金利発表のときはサプライズにより円安が進んだが、よくよく考えたらどうなるかわからない、といった感じでポジションを調整している段階であるようです。

やはりしばらくは辛抱が必要ですね。