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[書評]シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング

ざっくり3行でのまとめ

- なぜ1on1を実施するのか、どういう効果が見込めるのかが書かれている
- 1on1でどういうことを話すのか体系立てて紹介している
- 1on1の始め方、継続のコツについて書かれている

この本の紹介

 1on1に焦点を当てた人材マネジメントの実用的な1冊。実施することによるメリットだけでなく、実施する際に話す時の内容や話の内容のレベル感から、始め方および継続のコツについても書かれています。
 なお、シリコンバレー式という表題ですが、翻訳本ではないので非常に読みやすいです。

この本のポイント

1. 1on1に的を絞って書かれた実用的な本
 1on1に絞って書かれているため、まずは自分が実行に移しやすい範囲の内容です。人材マネジメント系の本は話の規模が組織単位で変革にもっていかねばならないような本が多いと感じる分、本書はかなり実用的に感じました。

2. 今すぐ始めるための戦術が書かれている
 1on1で話す内容の地図であったり、信頼関係の度合いを可視化するためのチェックリストであったり、スケジュールの押さえ方など、より具体的な方法が紹介されています。ただ単に1on1はいいぞ!という形で終わるのではなく、現場に持ち込むための工夫が紹介されており、今すぐ取り組んで見たい人にとっては参考になる1冊だと思います。

所感

 1on1はキャリアとかプライベートの問題とか、個の問題解決に適していると再認識しました。 本自体では1on1でキャリアもプライベートも業務の困りごとも全て解決できるのように書かれています。しかし、個以上の問題解決に関しては1on1のスコープに入れてしまうよりかは、違う手段を提供した方が効果的だと私個人は感じました。とはいえ、 実践マップなどのテクニックに関しては参考になりました。

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