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㉑マガジン原作大賞に向けて、第一話を分析してみた ~怪物事変~

あらすじ

死体が腐っている。その原因を取り除いて欲しい。
オカルト専門の探偵、隠神鼓八千そんな依頼を受けて村に来ていた。村で、学校にもいかず畑を耕す少年、泥田坊を見かける。泥田坊に興味をもった鼓八千は、調査の間、給仕係を泥田坊に頼む。泥田坊は事件についてよく観察しており事件の手がかりをつかむ。次の事件が起こるまでの間、鼓八千は泥田坊と一緒に野良仕事をする。泥田坊と畑仕事してた鼓八千、その首にかかった首飾りを見て、貴重なものだと言う。泥田坊は、親から捨てられた、と思っていたが、それが違うことに気がつく。その夜、泥田坊はイジメにあう。その時、首飾りがむしり取られ泥田坊は半分化け物になってしまう。「犯人は俺でした」そういう泥田坊に、鼓八千は自分の秘密、化狸ばけだぬきであることを打ち明ける。同時に泥田坊は半妖で、今回の犯人ではないという。2人は犯人を見つけ、退治することに成功する。そこで、鼓八千は泥田坊に、2つ目の秘密を打ち明ける。「本当はお前を殺せと依頼されて来た」。「わかりました 納得のいく理由です」そう答える泥田坊に鼓八千は本当の名前を聞く。「夏羽かばねです」。鼓八千は拳銃の引き金を引く。依頼者に夏羽の死体を見せ、その死体を引き取る。帰りの車中、夏羽は目を覚ます。「俺は死んだのでは」「死んだよ”泥田坊”はさ」。

パンチライン

少年とおじさまと仲間達(全員妖怪)

構成

第1幕:P01~21 泥田坊と探偵
第2幕:P22~44 秘密の正体
    P45~57 犯人退治
第3幕:P58~73 夏羽 in 東京

分析

少年への愛を感じます。
日本の文化ですわ。

次を読ませるラスト

正直に言うと、第1話だけみると、「う~ん」という印象です。
理由を考えてみましたがおそらく、「次」が「迷子」だから。

第1話のなかで、夏羽には何も望んでいませんでした。
両親から捨てられたと思っていた
 → 実は捨てられていなかった
という変化があります。

が、夏羽自身はそこから先に進むことは
第1話のなかではありませんでした。
親から捨てられたわけではなかった。
それが分かったことで
満足(完結)した様子さえあります。

印象的な冒頭はその回を読ませ、
印象的なラストは次の回を読ませる。

次を読ませるラスト。
意識したいです。

次へ:㉒テニスの王子さま

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#週刊少年マガジン原作大賞にむけて、色々な漫画の第1話を分析しました。漫画原作を初めて書く方や、絵には自信があるけれども、シナリオはちょっと、という方にオススメです。

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