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㉗マガジン原作大賞に向けて、第一話を分析してみた ~推しの子~

あらすじ

産婦人科のゴローには推しがいた。
不動のセンター 16歳の究極美少女 星野アイ。
そんなアイが突然活動休止を発表する。
肩を落とすゴローのもとを、16歳の少女が来院する。
少女は、あのアイだった。

双子を身ごもったアイ。
出産すればアイドル生命は終わる。
周囲が心配するなかで、アイはゴローに覚悟を伝える。
アイドルはやめない。子供も産む。
「アイドルは偶像だよ?」
「嘘という魔法で輝く生き物」
「嘘は とびきりの愛なんだよ?」
「母としての幸せとアイドルとしての幸せ」
「どっちもほしい 星野アイは欲張りなんだ」
それを聞いたゴローは、アイを夜空に輝く一番星に重ねる。
「僕が産ませる 安全に元気な子供を」
ゴローは医者として、
全力でアイと双子を守ることを決意する。

出産予定日。
ゴローは病院の帰りに、不審な男に声をかけられる。
ゴローはその男を追っていくが、
その男に崖に突き落とされて死んでしまう。
そうしてゴローは、アイの子供として生まれ変わった。

パンチライン

アイドル × 転生 × サスペンス

構成

第1幕:P01~16 ゴロー 推しの理由
第2幕:P16~24 アイの妊娠 ファンとして?医者として?
   :P25~34 アイの覚悟 医者の覚悟
第3幕:P34~42 ゴロー転生

注目点

熱いんだよなぁ。
漫画とは関係ありませんが、
1巻読んだ後に
YOASOBIの『アイドル』を聞いて泣きました。
めっちゃええ曲や。

話を戻して

注目点は2点。
①題材のチョイス
②キャラクター性

①題材のチョイス

アイドルですね。
現代の英雄譚えいゆうたんですよ。
題材が持っている熱量が相当高く
めちゃくちゃに扱いが難しいヤツです。
これは原作者様の力量が半端ないです。
さすが赤坂アカ先生です。
かぐや様は告らせたい、です。

②キャラクター性

「嘘は とびきりの愛なんだよ」
そういって楽天的に振る舞う星野アイ。
それでいて、ほんの一瞬。
「幸せってところだけはホントで居たいよね」
そんな表情を見せる。
どっちも言わされた台詞せりふではなく、
星野アイの魂が言った、そんな言葉に聞こえます。
こんな言葉の端々からバシバシ、
星野アイというキャラクターが伝わります。

余談ですが
星野アイのキャラクター性が天元突破する
8,9話が心底よかったです。
涙腺ブレイカーです。

次へ:㉘薬屋のひとりごと

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#週刊少年マガジン原作大賞にむけて、色々な漫画の第1話を分析しました。漫画原作を初めて書く方や、絵には自信があるけれども、シナリオはちょっと、という方にオススメです。

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