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⑩新作制作日記 【執筆から逆戻り編③】

 前回まで、奇抜なアイデアを盛り込むために、様々な方法を試した。が、どれもうまくいかなかった。残された手段は、いっっっっっちばんやりたくないアレだった。
 なお、そのいっっっっちばんやりたくない方法の登場は次回です。今回は、その準備回です。結論以外は茶番ですので、今回は目次をつけておきました。適宜ご活用下さい


そもそも、なぜ奇抜なアイデアは本当に必要?

 みなさんはどのように考えますか?
 奇抜なアイデアは本当に必要なのかどうか。
 例え必要だとしても、どのくらい重要なのか?

 いったん落ちついて、
 筋肉俳優に聞いてみました。

 いるのかいらないのか どっちなーーんだいッ!!!! 
 筋肉ルーレット~〜スタート!
  てってってっ~~~でんッ!! 

 いーるッ!!!!!!!!!

 うん。知ってた。
 正確には、「奇抜なアイデア」もしくは「それに準ずるもの」は必要だと思います。

 「意外性」や「誰も思い付かなかった」設定は、それだけで一定の価値がありますし、ブルーオーシャン一番乗りは約束された勝利そのものです。
 賞に応募することを考えたら、これは相当大きなメリットでしょう。

 それ 本当?


おやおや卿

 おやおや。話の流れがどうもおかしいですねぇ。と思った方もいるかもしれません。だって私、⑭雑談で奇抜なアイデアがあれば、本職と同じステージに立てるって、そう間違いなく言っていましたから。

 それは間違いではない、と今でも思っています。
 ですが、本質はそこじゃないんじゃないか、とも、強く思っています。
 賞レースにおいて、奇抜なアイデアは大きな武器ですが、賞レースを基準に物事を考えるのは良くないんです。
 これは達観ではない、諦観だ!

 冗談はさておきまして。
 では、なぜ奇抜なアイデアが必要なのでしょうか?
 いろいろあると思いますが、そのなかでも「最初のページをめくらせるため」という部分が大きいと思います。

 『荒木飛呂彦の漫画術』にこんな言葉があります。

『武装ポーカー』を描くときにまず思ったのは、なんとかして自分の作品を編集者に読んでもらわないとけない、そのためには、他人が描いていない分野に踏み込むべきだ、ということでした。

『荒木飛呂彦の漫画術』P36 6~7行目

 ここでは、他人が描いていない分野 = 奇抜なアイデア、だと考えてください。
 読んでもらうためには──。
 いえいえ。
 読みたくなるようなものを作るためには、奇抜なアイデアは必要なんです。

 結論

 奇抜なアイデアは、読みたくなるようなものを作るために必要。
 次のときに大切になるので、もう一度いいます。
 奇抜なアイデアは、読みたくなるようなものを作るために必要。

 では次回、完結編にいきたいと思います。

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