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『フリー・ガイ』イースタースクランブルエッグ!!

今更ながら映画『フリー・ガイ』を鑑賞。

一言で言うと、『塊』!!

イースターエッグの塊をさらにごちゃ混ぜにした、まさにスクランブルな新ジャンルと受け止めました。

ちょいと前の映画なのでネタバレ関係なく書いていきます。

まずは映画の設定がまさにゲームのGTAオンラインそのもの。
自身もGTAオンラインなんかはプレイしており、そのゲームに出てくるモブキャラクターに感情があったら…的な話で映画は進行して行きます。

モブキャラクターがゲーム内の本当の仕組みに気付いていく感覚は1988年公開のジョン・カーペンター監督作品『ゼイリブ 』に近い。
真実が見えてしまうトリガーがフリーガイとゼイリブ で共通してサングラスとなっています。

サングラスはこの映画において非常に重要で、プレイヤーとゲームの世界の距離を縮めて行きます。

ゲームや仮想現実が主題になっている映画として、『レディ・プレイヤー・ワン』、『マトリックス』などに感覚は近いかもしれないです。

ここでそれらの映画との違いはディズニー、20世紀FOXのクロスオーバーです。

20世紀FOXの映画にアベンジャーズ!!!!というかクリス・エヴァンス!!!これは本当にでっかい卵でした。最高!!そしてスターウォーズ!!!ライアン・レイノルズ主演のデッド・プール!!!
もう訳が分からん…

そして個人的に一番だったのがゲーム開発会社『スナミ』の存在。
これ日本の実在するゲーム会社『コナミ』と名前がかなーり類似しています。
名言はもちろんないですが、コナミの例のゴタゴタが描かれているような気がします。
そう、メタルギアシリーズの小島監督の騒動!!
そして小島監督の鑑賞後のツイート。
生み出すと言うことは人間だけでなくキャラクターにも同じだけ愛が注がれているんだなと…感動さえ覚えます。

そんなフリー・ガイですが、テーマが深めで、そこはターミネーター2なんかの人工物が自我に目覚めたらというテーマを描いています。

近い未来なのか遠い未来なのかは想像もつきませんが、この映画の主人公ガイみたいなキャラクターならば現実とゲームの共存なんて面白そうな世界が生まれるかもしれませんね。

ごちゃ混ぜですが、綺麗にまとまってるそんな映画です。

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