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さすらい人の夜の歌

KILROY WAS HERE

KILROY WAS HERE

というジオタグは、不特定多数の人々が、不特定多数の場所で不特定多数の時間に、不合理な衝動に駆られながら壁に書き込んだものである。

ゲーテの場合は違う。

1780年9月、ゲーテはイルメナウ近郊のキッケルハーン山の小さな木造の狩猟小屋で夜を過ごした。ゲーテはそこで、後に彼の最も有名な詩のひとつとなるものを壁に書いた:

Über allen Gipfeln
Ist Ruh,
In allen Wipfeln
Spürest du
Kaum einen Hauch;
Die Vögelein schweigen im Walde.
Warte nur, balde
Ruhest du auch.

https://en.wikipedia.org/wiki/Wanderer%27s_Nightsong 

日本語で:

全ての頂に
安らぎがある。
木の梢に
君は
息さえも感じない。
森の小鳥たちは静かだ。
でも待てよ、まもなく
君も憩うだろう。

そしてこちらがそのキャビン(現実にはこんなに狭くない):

Source: Daniel Beyer

この世に生を受けた最初の日から、私はゲーテがこの詩の終わりで言いたかったことは何だろうという疑問で頭がいっぱいだった。安息の約束?ゲーテはこの詩の終わりで何を言いたかったのだろうか?あるいは、「待てよ、すぐにお前も休めるようになる」という厳しい脅し?

そこで2024年3月の寒い夜、私は生成AIを使ってこの詩を視覚化した--逆説的だが、森の真ん中に家具を置くことで。

しかし、

私の野生の魂にはそれだけでは不十分だった。私は音楽モデルに曲を作らせた--ドイツ語だが、日本のショーゲイザー・インディーズ・バンドのスタイルで。

皆さん、ご覧ください:


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