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世界初のデジタルコミック?
東京に来たら、神田神保町には絶対に行くべきだ。多種多様な本屋がこの場所をユニークで美しい場所にしている。私はいつも驚かされるのが好きだが、特定のテーマを探すこともある。今年の旅では、人工知能、創造性、歴史的前衛芸術(ダダイズム、マヴォなど)に関する本を探していた。
ロシアと西洋の前衛芸術の比較を扱った『ユリイカ』(1983年第1号)の素晴らしい号に出会った。
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しかし、この号で私を魅了したのはそれだけではなかった。
いわゆるデジタルコミック『変幻自在ザムライ』(タイガー立石)である。これは1983年(アタリショックが始まった年)に、擬音記号とシンクロしたピクセル・グラフィックスのコンピューター・ゲームとして制作された。
デジタル・コミック! 変幻自在流 ザ・サムライ(タイガー立石)
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興味深いことに、その1年前の1982年に公開された映画『ブレードランナー』では、ATARIが広告媒体として登場している。
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すべてがつながっている。
こうした思いがけないつながりは、過去と未来が常に対話をしていることを示している。 時代やジャンルの境界が曖昧になり、新たな物語が生まれる場所、神田神保町に私たちが何度も足を運ぶのは、この目に見えない相互のつながりがあるからなのかもしれない。
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