偉人達のクソみたいな散り様選手権
【最初に】
・こちらの記事は故人を冒涜する意図は込められておりません。
・紹介するエピソードは伝説や寅話の類の物もあり、必ずしも真実とは限りません。
・人によってショッキングと感じる表現、画像があるかもしれません。
以上を踏まえてご覧ください。
というわけでやって参りました偉人達のクソみたいな散り様選手権大会!!!
歴史を彩った様々な功績を残した偉人達、
どんな偉大な人物でも平等に死は訪れる……。
だがそこは歴史に名を遺した偉人達!!ただの一般人とは違う!!
現代において彼らの死は様々に伝えられるのだ!
遊牧民のチンギスハン(落馬)
戦車乗りのパットン(交通事故)
のような皮肉が効いたもの。はたまた
ラスプーチン(ゾンビ)
弁慶(ハリネズミ)
のように死に際において大きく名を残した人もいる。
だがしかし中には「え?マジこれ?」みたいな最期を遂げた人達がいる。
それも生前の偉大なエピソードが全て吹っ飛んでしまうくらいのありえない散り様を見せつけてくる人たちが!!
偉人だから死に方もユニークなのか!?
奇抜な死を迎えたから偉人となれたのか!?
そんなありえない最期を遂げた人々がここに集結した!!
以下、ルール説明!!!
・普通の病死や戦死、暗殺は無し
特段エピソードのない奇病とかも選出外
・不幸な事故によるものは無し(レアケース除く)
落雷とか足踏み外したとか爆発に巻き込まれたとか
・壮絶な最期、非業の死のみは無し
えげつない殺され方をしたとかそういうの
・かっこいい死に方は無し
物語性があってもダメ
・各選手一人まで関連性のある死を迎えた人物がセコンドに付いても良い
セコンドのエピソードに関しては特に縛りなし
今から紹介される選手たちはこれらの高いハードルを楽々と飛び越えてくるだろう!!
以上の事を踏まえてさぁいよいよ選手入場!!
露払いを務めるのは一体誰だ!!?
No.1
メアリ(アメリカ)
ゾウだあああああああああああああ!!
いや人間ちゃうんかい!!
でも象の絞首刑っていうインパクトが凄すぎるから仕方ない!!
象を効率良く、穏便に殺そうとすれば戦時中の上野動物園のように毒餌(結局は餓死)を用いれば良いのだが、これはメアリがサーカス調教師を殺害し、それに対して民衆が暴動起こしたので見せしめの為に吊られた。
今やったら確実に大炎上する。
そしてセコンドは同じく処刑された象のトプシー。こちらは感電死させられた後、見せしめに吊られた。人類愚かすぎる。
No.2
グスタフ・アドルフ(スウェーデン)
道を開けろ!!スウェーデンを大国へと伸し上げた英雄様のお通りだ!
とある戦において、近眼すぎて味方と間違えて敵陣に少数の護衛と共に突入、無事討ち取られる。
護衛の人何か言ってやれって!!
グスタフのお墓があればメガネを供えたい。
セコンドに入るのは同じく目が悪いヨハン・フォン・ルクセンブルク。
こちらはなんと全盲。だから盲目王とか呼ばれてる。かっこいい。
後天的な失明だが、目が見えなくなった後も従者と自分の体を結んで戦いまくり討ち死に。グスタフと同じく目が不自由ながらもカッコいい死に様なのは護衛の差なのかっ……!
No.3
アイスキュロス(ギリシャ)
みんな大好きアイスキュロスの登場だああああああああ!!!
世の世界史の先生の鉄板ネタ!
大鷲にハゲ頭を岩と間違えられて亀をぶつけられて死亡
占い師に物が落ちてきて死ぬって言われてたから屋外で暮らしてた。
この有名な死因だけ一人歩きして何をやった人なのか大体の人が知らない。
すまん、僕も知らない。
No.4
四条天皇(日本)
倭の国から参戦!!
通称ショタ天皇(12)!!
ツルツルの石を見つけたのでこれで侍従を転ばせてやろうという小学生ムーヴをかました所、自分が引っかかり頭を打って崩御。
これがなければ南北朝時代なんてクソややこしいものは生まれなかったかもしれない。
セコンドに見えるのはドアの入り口で頭ぶつけて死んだシャルル8世だ!
No.5
トゥグリル・ベク(イラン)
イスラムの覇者!
中東からの刺客がやってきたああああああああ!!!
鼻血が止まらなくて死んだ。
これだけなら奇病分類でここに選出とはならないのだが、後述のアルプアルスラーンの叔父で初代、2代目スルタン(君主)という関係なのが高ポイントな為選出。
代わりのエピソードとして、この人毛利の三本の矢みたいな事を兄貴にさせた。
3本は折れたらしくて4本目でストップ。
つまりはベク家>毛利家という事になる(ならない)
セコンドは同じく鼻血死した人、フン族のアッティラだ!結婚式の途中だったらしい。
No.6
アルプアルスラーン(イラン)
最盛期のビザンツ帝国をボコって衰退に導いたのはこの男!!
初代も2代目も有能すぎるぞ!!最期以外な!!
引き立てられた捕虜に処刑を言い渡した瞬間ヤケクソになった捕虜が隠し持っていたナイフを持ち突っ込んできた。
護衛が守ろうとするのを制し、自ら弓を構えたけど足を滑らせて矢を外し、ナイフを胸に受けた。
カッコつけすぎたわ…みたいな遺言を息子に残して死亡。
こんな遺言聞かされた息子は一体どんな顔すればいいんだ……。
なお、3代目スルタンのマリク・シャー(息子)は普通に病没。
セーフ!!!
No.7
クリュシッポス(ギリシャ)
笑い死ぬというのは比喩ではない!!
マジで死ぬからできた言葉なのだ!
そんな笑い死に界隈からはこの人が来てくれたあああああ!!
ロバがいちじく食ってるのを見て笑い死んだ
娯楽に飢え過ぎなのか笑いのツボがバグってた可能性がある。よくそれで70歳まで生きられたな!
セコンドは画家のピエトロ・アレティーノ。
下ネタで笑いすぎて死んだ。
No.8
偽ドミトリー1世(ロシア)
なんで偽かって??
「俺俺!ドミトリーだよ!実は生きてたよ!」という詐欺師ムーヴしたらマジで王様になれちゃったんだから仕方ねーだろ!!
反乱を起こされ見せしめとして街の広場で焼かれるという普通の(普通とは)死を迎えるのだが、燃え尽きた灰を大砲に詰められ仮想敵国のポーランドに向けてぶっ放された。
申し訳ないが倫理観のカケラも無さ過ぎて笑ってしまった。
セコンドはロケットで遺灰を飛ばされた天文学者のユージン・シューメイカー。こちらは生前月を歩きたいと言っていたシューメイカーの願いを叶えるためのもの。汚のドミトリー、清のシューメイカーの対比が光る!
No.9
カルロス2世(フランス)
出たあああああああ!!名前の割にやってることは小悪党、邪悪王だあああああ!!
蒸留酒を染み込ませた包帯を体に巻いてたら引火して燃え尽きた。
引火した理由はメイドが包帯の切れ端を焼き切ろうとしたから。
いやなんだその治療法って事で当然医者を使った暗殺説が出た。
ちなみに王を燃やしたメイドは一目散に逃走した。
多分一番邪悪なのはこいつ。
No.10
ジェロラモ・カルダーノ(イタリア)
数学者変人多すぎだろ!!
散り際も意味不明なものが多くて全部紹介したらバランスが崩れる為、ジェロラモを代表として選出!!
数学者の他に占星術師としての側面も持っており、自分の死期を占い、その日に自殺した。
的中率100%!
いいのかそれで!!
No.11
(画像なし)
中川秀政(日本)
ジャパンから2人目の選出!!
信長から娘を貰うくらいなのに肖像画がないってどういうことだ!?
ひでぇ死に方したからだよ!!!
敵の領地で鷹狩りしてたら殺された。
いや当たり前だろ!!
無駄死にしたあげく一族総出で戦死扱いとして隠蔽しようとした為、所領没収沙汰。でも親父が偉大だったおかげで所領半減で済んだ。
No.12
フェリペ3世(スペイン)
発熱死とはなんだ!!!
何かの病気なのか? 否!
焼け死んだのか? 否!
ここ載る奴がそんな普通なわけ無いだろ!
発熱死は発熱死だ!いいから見ろ!!
火鉢に当たって暖を取る際、十分温もったら火鉢下げ係を呼ぶのだが、待てども待てども下げに来ずそのまま高温により死亡した。
ついた渾名は怠惰王。かっこわるい。
セコンドはこちらもあちあち死した平清盛。
近寄れないくらい熱くて水かけたら蒸発したらしい。な訳ねぇだろ!!
No.13
フリードリヒ1世(ドイツ)
うおおお!!ドイツのビッグネームが電撃参戦!!!人呼んで赤髭王!ローマ皇帝!イタリア王!ブルグンド(フランス)王!いや欲張りすぎだしドイツ成分なくてワロタァ!!
遠征途中でこの川渡れそうやな、俺についてこい!ってゴツい鎧来たまま川に入って溺れた。
この人の場合普通なら何やってんだフリードリヒってなる所をあまりにも偉大だった為、そんな訳ねぇだろってしばらく死が信じられていなかったし未だに暗殺説や病気説が飛び交っている。
死に際がアレだったのに格を落としていない珍しい例。
No.14
スナンダ・クマリラタナ(タイ)
溺死といえばこの人を忘れる事なかれ!
東南アジア代表はタイの女王様だあああああ!!
ボートが転覆、身重の為泳げず溺死
王族に触れたら死刑という法律のせいで周りの誰も助けられなかった。
後に警備員の人が何で助けなかったんじゃって投獄されたけど、助けても法律で死刑になってた。めっちゃ可哀想。
No.15
ウィリアム・ハリソン(アメリカ)
短ああああああああああい!!
アメリカの最短任期大統領!!
在任期間31日!!次点の199日をぶっちぎっての1位だ!!!
クッソ寒い中コートも着込まず就任演説を行い風邪を引いてそのままご逝去。
なお、就任演説は悪天候過ぎてほぼ聞き取れなかったらしい。
延期とかなさらなかったんですか!!?
以上、選手が出揃いました!!
どのお方もユニークな結末を迎えており、見劣りなし!
一体誰が優勝するのか!
偉人達のクソみたいな散り様選手権ここに開幕!(しません)
番外編
個人ではないのだが、死にまつわる事なので番外として掲出。
日本に歴代当主が殺されまくってる一族がある。それが少弐家
少弐貞経(自刃)
少弐頼尚(客死)
少弐冬資(暗殺)
少弐頼澄(客死)
少弐貞頼(天寿全う)
少弐満貞(自刃)
少弐嘉頼(客死)
少弐教頼(自刃)
少弐政資(自刃)
少弐資元(自刃)
少弐冬尚(自刃)
11人中1人しかまともに死ねてない。
こんだけ当主死んでよく持ちこたえたと称えたい。(自刃してる人達の中でちょいちょい長男も一緒に果ててる)
流石に滅亡したけど子孫は残ってるらしい。
番外編2
何らかの食べ物を食べ過ぎて死んだ人達というのは結構いる。
そんな彼らをまとめてご紹介
徳川綱誠(苺)
徳川吉通(饅頭)
杜甫(牛肉)
ヘンリー1世(ヤツメウナギ)
フリードリヒ3世(メロン)
ザカリー・テイラー(さくらんぼと牛乳)
マルティヌス4世(うなぎ)
ジャン・オノレ・フラゴナール(アイス)
アドルフ・フレドリク(セムラとかいうデザート)
特定の栄養が偏りすぎて体調崩して亡くなるって感じっぽい。栄養学大事。
この中で一人だけ毛色が違うのがフラゴナールのアイス。
冷たいものを食べるとキーンってなる奴で死んだ(アレ死ぬんだ…)
また、うなぎに関してはマルティヌスの他に少なくとも後2人ほど中毒で殺している為、ぶっちぎりのキルストリークを誇っている。
今回できる限りバランスよく各時代、各国、または地域から選出したかったのだが、驚くことに中国からは一人も選出できなかった。
カッコいい、可哀想な最期を迎えてる人ならたくさんいるのだが珍死となると中々出てこない。
誰か知っていたら教えてもらえないだろうか。
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