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メルヘンハウス online club Vol,4

メルヘンハウス 二代目 三輪丈太郎の「文章」と、メルヘンハウス 三輪哲の「肉声」をお楽しみください!
なお、4回目となる「三輪哲のBetter Books for Young people!」のタイトルは、「子どもの絵本は、親と子が世代が超えて楽しむ、類まれな文学」です。「世代を超えて楽しむことができる、それが子どもの絵本」と、回を重ねる毎に三輪哲の「児童書論」が出てきてます。

メルヘンハウス 二代目 三輪丈太郎の「文章」
いろんなことが絵本でつながっていく

Vol,3からこのVol,4まで、本当に色々なことがあった。それは良いことも悪いことも全てひっくるめてである。大切な人の誕生日から、大切な人の死、そして、日々些細なコトも、ドキドキするようなことまで、今一度「生きる」とか「今」ということを、意識することが強くなった気がする。

そして、この「メルヘンハウス online club」という「商い」に対しても、少しずつではあるが、リアルなご意見をいただくようにもなった。最初からその全てが好反響であるはずがないと思っていても、やはり厳しいご意見には正直凹むこともある。

しかし、凹んでいても仕方ないので、とにかく継続するのである。それは、自分のためであり、父のためである。自分たちの存在が「過去」ではなく、「今」であり「未来」であることを示していかなくてはならない。

現在地から「実店舗再開」までの道のりを追っかけたい!

今日は、某メディアの取材を受けた。最初は1〜2時間の予定ではあったが、気づけば4時間半!本来、取材なるものは実際の今の活動であったり、具体的なスケジュールの見通しある対してのものだ、しかし、今回は「実店舗再開」がテーマであり、現時点で具体的な目処がないものである。

しかも、取材をしてくれた人は、今春に大学を卒業し(卒業式は行われなかったそうだ、、、。)、某メディアに入社したばかりで、名古屋の在住歴はまだ2ヶ月ほどとのこと。そんな人がどこからか僕の活動の情報を知り、コンタクトをとってくれたのである。

メルヘンハウス歴が「ゼロ」の人が、メルヘンハウスの「今」そして「未来」に興味を持ってくれたことが率直に嬉しかった。何の先入観もなく、「今」のメルヘンハウスから追っかけようとしてくれることが新鮮で、僕も調子に乗ってメルヘンハウスの過去、現在、未来を時系列を気にすることなく、とにかく喋りまくった。

案の定、取材してくれた人を混乱させたとは思うが、喋ってる僕が混乱しているのだから、無理に整理して話すよりかは、全てを吐き出した方が良いと思った結果である。

そのうち取材していけば、必ずメルヘンハウスの「過去」も知ることになる、知らなければならないことになるとは思うが、是非とも「実店舗再開」までお付き合い頂きたいと思う。もちろん、メルヘンハウスのゴールは「実店舗再開」ではない。

あくまでも「実店舗再開」は、re:STARTである。

取材は今までもいくつも受けてはきたが、まさかの!?

今までいくつものメディアで取材を受けてきたが、今回の取材で初めてだったことがある。それは、取材に来てくれた人が、自分が幼い頃に好きだった絵本を数冊持ってきてくれたことだ。こんなことは今までに体験したことがない。

その絵本のエピソードも話してくれた。「絵本にはそんなに詳しくない」と言っていたが、絵本を通して僕とコミュニケーションを取ろうとしてくれていることがわかった。

その気持ちに僕はパワーをもらった!凹んでいる場合はないんだ!

『わたしのワンピース』(こぐま社)

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『こんとあき』(福音館書店)

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他には、やぎゅうけんいちろう、佐々木マキなどもあった。特に「この絵がとても好きだったんです!」と、佐々木マキさんの絵本のページをめくりながら、子どもの頃の思い出も話してくれた(4時間半の取材の中で、ほんの数分のワンシーンだったので、不覚ながらその絵本のタイトルを忘れてしまった!)。

絵本を持ってきてくれたことにより、取材する側、取材される側ではなく、絵本を通して対等な立場であったと思う。大半は僕が喋りまくったが、取材してくれた人が今思っていること、他の取材のこと、立ち位置など、色々なことを聞けたのも楽しかったし、どれも興味深いものだった。

今後、取材が順調に進んでいけば、色々な人を巻き込んでいくことになりそうだ。何故ならば「今」のメルヘンハウスは、あらゆるジャンルの人々に協力してもらいながら成立している。決して、僕と父だけではない。こんなような状況は人に恵まれているとしか言えない。

そんな人々といつかはこんな風に、定期的な楽しみを共有したいなんて思うことが、佐々木マキの絵本の1冊に描かれている。もちろん、今日取材してくれた人にも紹介した。

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