筋肉って柔らかい方、硬い方どっちがいいの?

柔軟性が高い方が怪我をしにくいということはよく言われています。
研究でも、ハムストリングスの柔軟性が低いと肉離れが生じやすい。足関節背屈可動域が狭いと膝蓋腱障害が生じやすいとされています。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22763118
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21917610


ならば、柔らかければ柔らかいほど良いのかと言われるとそうではありません。
別の研究では、陸上の選手の筋肉は硬いという研究結果があります。
https://www.juntendo.ac.jp/news/20190730-03.html



怪我の予防をするには、柔軟性があった方がいい。
パフォーマンスを上げるには、硬さがあった方がいい。
以上の2つは多少の矛盾が生じます。


そんな中でどのようにするといいのか。
行うべきことは、動かせ範囲を増やしながらその範囲をコントロール出来るようにする。


例えば、足首の背屈可動域が30°程度あったとします。捻挫しやすい可動域が20°以下であると仮定した場合には捻挫のリスクは低いように感じます。
しかし、30°の可動域のうち15°程度しか自分の筋力でコントロールすることができなかったとしたら捻挫のリスクは高まります。
そのため自分でコントロール出来る範囲を増やす必要があるのです。


その方法とは、
エキセントリックエクササイズ


筋肉などの組織を伸ばしながら使うように練習することで使える可動域が増大していきます。

理想としては、筋肉は伸びることも縮むことも出来ることが理想です。

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