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温めて柔らかくする

みっちり詰まった女神のバーム

一度使っただけで「これは大変なものだ……!」と感激してとりあえず撮っておいたオフィシーヌ ユニヴェルセル ビュリーのリップバーム 『ボーム・デ・ミューズ』の画像です。化粧品に関しては肌がめちゃんこ弱いくせに店頭で見かけて気になってしまうとレビューを見て考えるより早く自分で使って実感したいと思って、始めてのブランドだろうがカルテが抹消されるくらいのご無沙汰だったカウンターだろうが気にせずハローハローなんだかこのアイテムすごくいい予感がします!実際どんな感じ?あなたはこれ好き?それとも他におすすめがあったり……しちゃいます?と店員さんににじり寄る気概を持っている私も、買った後で『女神』を冠された商品名に気付き時間差で気後れしてしまったのだけど、その小さなケースにみっちり詰まったバターによって、私の口元に穏やかな守護と喜びが宿る事となりました。

スティックタイプではないので毎回手を綺麗にして使わないといけない、また、固いワックス状なので塗り広げる前に指か唇で挟み温めて柔らかくしないといけない、と、使用するにも手間な点があるのだけど、初めて塗ったその一度だけでジャギジャギに剥けて毛羽立った皮が消え柔らかくむっちりなめらかに、ヌラテカでないマットな仕上がりなので上から塗るリップカラーが滑って色が乗らぬという事も無く、更に一度食事をしたくらいでは塗り直す必要を感じなくなってしまう程その保護力が安定して持続する……今まで経験した事がない魔法のような実感の数々に早くも自宅用と持ち出し用と最低二つは確保しなくては……!と決意を固めたのであります。

口元のコンディションでお困りの点がない方にはひとつもピンと来ないであろうかと存じますが、食事の後の拭き取りが不十分だと数時間後には赤く痒くなる、メントール入りリップクリームなんて痛くて以ての外、低刺激を謳われるワセリンを塗ってもふやけた表皮がでろんと剥がれて汚いだけでそれを拭えば結局つっぱってヒリヒリ、など、もはや内臓なんじゃないの?というくらい外的刺激耐性へにゃへにゃの我が口唇。長い付き合いの中でめぼしいリップケアをマメに与え宥めすかしていたそのおてんば半内臓が拒む事なくこうもあっさりと鎮静されるなんてさ……ありがとうありがとう。決して廃盤になったりしないでね……あと、こちらを読んで気になって店頭へ行こうと思われた方、爆買いせず次に私の買う分は残しておいてね。

私だけのひみつ道具なのではちゃめちゃに可愛くした!

ちなみに購入時にはケースや蓋の生地色、ゴールドの文字刻印を自由に指定できるお楽しみもあり、せっかくなので今回はGALっぽい感じに仕立てていただきました。こちらでのハンドル名もイニシャルからアレしたのよ。さて、、次はポマードコンクレットとバスソルト、いってみっか!

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