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国際化粧品展2019 美容レポート

第7回を迎えた国際化粧品展。今年も1月末に開催された。
昨年同様、K-Beautyの勢いが強く、2019年の美容トレンド予測を語る上で目が離せない感じだ。

中でも、韓国のスキンケアアイテムに注目。ほとんどの企業が再生医療(クリニック発や大学病院発)に注目し、肌効果や結果を出すためのアイテム作りを強化し学術的な面からもアピールしているところが多かったのが印象的。20年くらい前に、日本でもドクターズコスメというカテゴリが一般市場に登場し(ex.ドクターシーラボなど)、今の日本ではドクターズコスメのブームが過ぎ去った感はあるが、その頃のドクターズコスメの考え方とは全く別もの。

韓国のドクターズコスメは、「ナチュラル×サイエンス(ケミカル)×テクノロジー」などの掛け合わせたものが多い。例えば、シートマスクの場合、シートの素材は、ナチュラルだが美容液はケミカルであり、その成分を肌に浸透させるツールとしてテクノロジーのチカラを応用するなど。

去年も注目していた「FRANZ/Active Ingredients Infusion Dual Mask System」製品は、美容液を浸透させる技術を研究し続け産まれたバイオコスメ。テクノロジー×サイエンスの融合コスメの代表格だ。

今年は、日本の総代理店とメーカーそれぞれで、2つの大きなブースを構えて展開していた。新製品として、微粒電が流れるシートマスクの技術はそのまま活かし「細胞幹液×ゴールド」といった、短期間集中ケアで確実にユーザーの肌満足度をあげる高級ラインも揃えていた。

< FRANZ(フランツ)/SAINT21 デュアルゴールド>

その他、「分子炎症老化学説」の理論をベースに開発された肌質改善×トラブルケアを同時に行う新発想のスキンケア東洋のドクターズコスメ「PURI(プーリ)」。


元々は、韓国の人気皮膚科や美容サロンで使用されていた業務用の製品だ。
著者自身も韓国に訪れた際に、ニキビ治療を目的に使用したことがあるが、漢方をベースにした、ほぼ原液コスメのような美容液だ。
ニキビや毛穴が気になるところを中心に1液、2液と順番に使用していく。ピリピリするので苦手な人もいると思うが、使い続けることで肌にハリと透明感が出てくるのが特徴。短期間集中ケアで韓国美容を体験する目的として個人的におすすめしたい。

ドクターズコスメ以外にも、ユニークなコスメが登場していた韓国ブース。

薬事法の関係で表現できない効能効果をパッケージから連想させる、アイテムも多数あった。
消しゴム型の容器に入ったアイテムは、“毛穴を消す”を効能効果に謳った美容液だ。本当にアイディア溢れる、そして思わずSNSにあげたくなるコスメを作る天才国だと改めて思った。

その他の海外コスメで注目のアイテムが、ハンガリー発の砂糖を使用した脱毛「シュガーリング」商材。

特徴は、シュガーペースト(水あめみたいな)は砂糖と水のみのシンプルな素材を特許製法により、なめらかで使いやすく、毛をキャッチしやすい細かい分子にしているそう。そのため、フェイスやボディの細かい毛まで抜けるそう。


現状、業務用の販売のみとのことですが個人的には、一般品としても発売を希望(笑)

最後に、イタリアのスパブランド「comfort zone」から登場しているTRANQUILLITY OILに注目。

今の自分の身体のストレス状態が分かってしまうというオイル。人によっては、土ぽっく、または甘くなどそれぞれストレス具合やその時の体調によって大きくかわるそう。
アロマテラピーを軸にしたコスメたちもナチュラル、オーガニックコスメのブームだけでなく、韓国のようにユニークな発想やテクノロジーとの融合でより大きな可能性に長けていると感じている。


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