もりちくん

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『曲がれ!スプーン』と、探しあてたい安全圏

 超能力にも、全盛期みたいなのあるんかね。20代のときはビンビンでしたわ!という感じなのか、若いときは不安定で、40代くらいがのほうが調子よかったですわ!みたいな人もいるのか。  20代後半になって、体調の変化に少しずつ恐れを感じるようになった。「え、なんかこれ病気じゃない?」と、症状を検索して、こわくなってブラウザを閉じ、寝る前に思い出してちょっと泣く。特に最近悩んでいるのは、突発的に起こるひどい頭痛だ。  ここ3,4年ほど拍動性のある痛み(病院の先生に教えてもらった言葉

    • 『阪急電車 片道15分の奇跡』と、自分の好きなところ

       この映画ほんと好き!何回も観てる。小説も持っている。出てくる人みんな、いい感じ。  大学受験を控える女子高生役の有村架純ちゃんと、社会人のアホかわいい彼氏の玉山鉄二。玉鉄は、優しくてめっちゃいいやつ(女子高生と付き合う社会人がほんまにいい人なのかは、今はちょっと忘れてみる)で、いろんな人に似ている。  宮本信子さん演じる、時江さんの旦那さんの若いころにそっくりで、時江さんがつい見つめてしまうというシーンがある。玉鉄は、顔をじっと見られて、「僕、もしかして誰かに似てます?」

      • 『劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>』と、街で聴けなかったミュージック

         どうしてだったか全然覚えてないけど、1人でこの映画を観に行った。  理由は一生思い出せないと思うけど、(時間がちょうどよかったりしたんだろうな)わたしは、この映画にとても感謝している。  少し遡ってわたしの話をすると、中学生の頃からBase Ball Bearというバンドのファン。高校生になったときくらいに、「愛はおしゃれじゃない」という楽曲が発表され、岡村靖幸の音楽に出会った。  その衝撃たるや!これはすごくオシャレで、聴いてるあたしもオシャレすぎる!と、なんかとにか

        • 『ベイビーわるきゅーれ』と、ごめんねって全然言えないウチ

           『ベイビーわるきゅーれ』だいすき!この映画って、まじで絆と仕事の物語。自分の中の確固たる仕事論を、まだまだ掴めずにいる若い女としとて、グッときたので書き留めておく。  女子高生で殺し屋のちさととあかり。高校卒業に伴い、バイトを探す2人が、メイド喫茶で働くことになったところが特に好きで。  まひろは、メイド喫茶のバイトがつらくて、楽しそうにメイドさんをしてるちさとにちょっと嫌味なことを言っちゃう。  自分ができないことをできる人をついついバカにしてしまうのは、私にもあること

        『曲がれ!スプーン』と、探しあてたい安全圏

          『メゾン・ド・ヒミコ』と、家でも職場でもない場所

           いま、矢沢あいの『Paradise Kiss』(以下、パラキス)を読んでいる。そして最近、映画『メゾン・ド・ヒミコ』を観た。同じ時期に触れたのは本当に偶然だったけれど、(「Y2K新書」の影響はデカい)この二つの作品には共通している点があると思った。  それは、主人公の若い女性が、家でも、職場でも、学校でもない場所に半強制的に通うことになり、その場所の存在がどんどん大きくなっていくというところ。  パラキスでは、アトリエ。『メゾン・ド・ヒミコ』では、ゲイ限定の老人ホーム。ど

          『メゾン・ド・ヒミコ』と、家でも職場でもない場所

          タリーズ、ロイヤルホスト、ミニストップ。

           6月が終わるね。長く、果てしない1ヶ月だった。  毎年あんまりいいことがないの、6月。筋トレみたいな日々。たまらなく疲れる。  今年の春から仕事を変えた。休みを取りやすい職場で、祝日がない6月は土日以外で2回休みを取ることもできた。  どうせなら楽しい予定も入れてしまえ!ということで2回旅行した。  その内の1回は、Sexy Zoneのコンサートを見るために行った静岡県だった。コンサートはもちろん最高だったので割愛するが、中島健人くんと同じ時代に生まれることができた幸運を

          タリーズ、ロイヤルホスト、ミニストップ。