数字を「創る」仕事

入社して1ヶ月。初任給を迎えて、久々に潤った口座ににっこりしながら、1ヶ月を振り返ってみる。

就職して、毎日毎日働くことが当たり前になってしまうと、どうしてもメンタルがいっぱいいっぱいになってしまうと思っていた。というか実際東京で働いている時はそうだった。いっぱいいっぱいで、ご飯も食べれない状態のまま、積もる仕事だけを淡々とこなす日々だった。

前職が営業職でサービス残業だらけだというのもあっただろうし、今回は実家だから基本的に家事全般は母が担ってくれる。私が休みの日は変わったりもしているけれど、せいぜい週二日だ。私の母はそれでも普通に毎日フルタイムで働いているのだからすごい。昔からで今に始まった事ではないが、あの人は体力お化けである。

けれど、私は今どちらかというと、精神的には余裕がある。
なんだかんだほぼほぼ定時に帰宅しているし、通勤時間もそうかからない、家事も特にするわけでもない、だからこそ、少しゆっくり自分と向き合う時間が取れたように思う。

今私がやっている仕事には前任者がいないので、誰に教わるでもなく基本的には全て自分で調べてその業務を行う。けれど、そのスタンスが思ったよりも自分には楽だ。

ずっと、自分はいわゆる指示待ち人間というか、タスクを与えられ続けた方が気が楽なのだと思っていた。だからこそ実際、タスクまみれの前職ではそれなりに数字も取って活躍できていたし、やりがいもあった。タスクをこなすのは誰よりも早かった。

でも、どこかそれに物足りなさも感じていたのかもしれない。
自分で課題を探して、自分で解決策を模索して、ある程度自分の業務に裁量権のある今は、考えることや悩むことも多いけれど、その分自分自身の成長は感じている。

何よりも、「タスクに追われる」ことが基本的にないので、それがストレスにならない。
以前どこかの記事で「勉強することが苦にならないのが自分の長所だ」なんてことを書いた気がしないでもないが、もしかしたらその自己分析は的を得ていたのかもしれない。わからないことを調べて実行値に落とし込むことに、ストレスは1ミリも感じていない。むしろ楽しい。こんなんが仕事でいいんですか?ここ学校じゃないですよね?

ともかく、内容はさておき環境に関しては私の理想通りのものに出会えたように思う。
業務内で学習していること以外にも、少しずつ自宅で新しいことを勉強しようという意欲も湧いている。

私はずっと「クリエィティブな仕事がしたい」と思って就職活動をしていた。だからこそ、今の仕事は広告制作業務、いわゆるグラフィックデザイナー的な業務があることに釣られて入社したのだけれど、「クリエィティブな仕事」というのは、なにも創作物や制作物を生み出すことだけではないのかもしれない。

自分で仕事を作って、自分で解決策を模索して、自分で数字を作っていく。
あまりにも業務内容が多岐に渡るのでひとくちに職業を言い表せないのだけれど、それでいい。いろんなことがやりたいしいろんなことが勉強したい。そんな私にはぴったりの仕事だったのかもしれない。

たのしー!毎日楽しい!
裁量権があるからこそ責任も大きいし、いずれはひとつの課を担う育成ポジションだけれど、できるところまでやってみようと思う。

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