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ハバティの夢の話

後輩の車を選びに中古の車屋さんにきた

色々な車が置いてあるなか「3万円」と書かれた車があったので興味津々で良く見てみるとエンジンルームにエンジンはなく、内装もシートが無くてほぼむき出しになっている

「買おっかな」後輩が呟くので「ドンガラだよ」と声をかけるとエンジンを探し始めた

「RB26があるじゃない」NISSANGT-Rに乗っている名機だがどう見ても積める感じではない店主がきて「2JZもあるよ」TOYOTASUPRAに乗っていた名機だが2人で話しが盛り上がってきたので車を見学することに

キャンピングカーが置いてあり外はポロポロながら中は豪華絢爛で車内を見学しスポーツカーやセダンを見て回ると「ここ86が高いですね」と後輩が声をかけてきたので「そうなのか相場わからないのでなんとも言えないが」と返事をした

「地元に帰るとあと20万円は安いですよ」冷めたような言い回しだったので「帰るか」と聞くと頷いたので帰る事にした

帰る途中で煽り運転の車に遭遇してさんざん煽られてイライラしていると「寮についたら大丈夫です」と後輩に声をかけられ急いで寮に飛び込むと何かを投げつけられた

追っかけてくるので後輩の部屋に一時避難をすると変な声が聞こえてくるので布団を被った

なかなか声が収まらないので「おんべいしらまんだやそわか」毘沙門天の御真言を唱えようとするが口が思うように動かないので涙を流しながら何度も唱えた

変な声が収まり布団から顔を出すと飛んできた何かを捕まえた

赤ちゃんくらいの掌に目と口がついていて何かを言い出しそうなので言わせまいと必死に「祝詞」を唱えてマッサージをしていたらベッドの端からワンコが出てきて小さな掌をパクリと咥えて食べてしまった

唖然としてるとワンコがゴロンとお腹を見せるのでさすってあげると気持ちよさそうにしていた

よく見ると以前飼っていたチワワでビックリしたが可愛いので戯れていたら現在飼っているチワワにベッドの上に飛び乗られ目が覚めた

確かにお盆近いし助けにきてくれたのかなと思いつつ目が覚めた

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