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牛丼ランチを食べたこと。"くぐり抜ける"ではなく、"くり抜く"ことについて。

牛丼ランチを食べたこと。認識は、虎視眈々と狙うコーナーキックのように局所的で、天動説が覆らない世界を恨んだ。ディフェンダーをすり抜けるすばやさを求めて止めない僕ら。世界戦争の代わりに隠れんぼした僕ら。そんな僕らは今どの空を見ているのか?そして、前言撤回したはずの世界を素知らぬ顔で跋扈する悪の存在があること。

つまりそれは、人生という長丁場の仮想空間をどうくり抜くか?それが問われているということ。"くぐり抜ける"ではなく、"くり抜く"だ。そして、くり抜いた欠片を感情という縫い糸で接合することこそが、人生の醍醐味である。人生の顔である。きちんとした顔を身につけて、コーナーキックから、ディフェンダーをかわしてゴールを決める、その過程を。その一部始終を。とくと見届けたい。


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