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本とのことは何一つ喋らない

部屋を掃除した。湿気の多い部屋の為、除湿器やエアコンをかけていたが、肝心の空気の入れ替えや部屋の空気を回すことをしておらず、なんだか湿気がたまった部屋になったため、物を捨てまくった。あったかいだけのコート、ほとんど着ない流行りだったワイドパンツ、8年前に恋人と眠りやすくするために買ったセミダブルのかけ布団、シーツ、枕、部屋のカーペット(切り刻んで普通ごみとして出してやりました)、壊れたサーキュレータ、壊れた除湿器、とかもういろいろと、部屋とトイレに置いた水槽もマンションの謎に広すぎる30平米位の吹き抜けで洗って、完全なオブジェクトとして飾っている、エアーポンプで水を回して怪しい光を放っている。


しばらくはフローリングとスリッパで過ごそうかな、枕はバスタオルを丸めた物で十分だ。実はまた旅に出ていた。そして帰ってきて悲しくなって、なんとも言えない気持ちを題名にした。


最近親戚の紹介でとある中小企業に面接に行ってきた。改めて会社勤めは無理なんだなと感じることが沢山思い出されてきた、そんな時間だった。


履歴書に自己PRとか書くの苦手なので、白紙でだした。親戚の会社なんだから実は希望すれば落ちることはないのだから。しかし、見学に行ったつもりなのに、重役面接が始まった。自己PRも書いたような。今何が一番したいですか?という質問には

『旅をしたい、旅をし続けていれば現実の憂さなどが忘却される』

などと書いてしまった。そもそも、なんで会社なんかの人に自分の一番したいことを話したりするんだろう?知らない人だし親友でも恋人でもないのに、一番したいことなんて言いたくないよ。言った方が実現できるよとか言うのとは全然違うんだよ。真なる封印が解かれることは無いんだよ。


旅から帰ってきて、自分なぞ及びもつかない逞しく清く生きる我が妹氏から、ふるさと納税謝礼品?かな。の、冷凍干物セットが大量に届いてた。


新しく準備された冷凍庫がパンパンになった。

塩サバは回答してしめ鯖にしようと思う。冷凍の塩サバをしめ鯖にするのが一番簡単だ。生から作って冷凍する必要が無いし。卸売市場などの美味しい冷凍塩サバは、実は生の新鮮な鯖より値段が高いことがままあります。

需要と供給の関係というやつですかね。こういう話は疲れるのでやめましょうか。

旅の途中、古本屋でまた本を買ってしまった。ハードカバーを二冊。重たいしかさばる。だがそれでいい。

ミヒャエル・エンデ『モモ』

沢村貞子『わたしの献立日記』

ふとした瞬間に探している本が目に入ることがある、古本屋を見かけたら必ずチェックしているわけではないし、立ち寄った本屋でも独特な本の並べ方をしている場合があるから。それでもふっと、ホントに視界の端に、予め用意されていたように本のタイトルが見つかる。本の装丁なども初めて見たようには思えない、知らなかったとは思えない、そこに居たんだねという感じがする。一種の出会いなのかもしれない。きっと大事にする。


この度、この旅、現役アイドルの推しができた。その話はまた元気な時に書こうと思う。今日は旅疲れなのでチューハイと干物で晩酌したいと思います。

アジ、赤ムツ(のどぐろ※しかし赤ムツといえどノドグロとは別の物もあるらしい)、はたはた、どれにしようか。根菜でお味噌汁を作ろうと思う。身体が冷えるから、ちょっとお刺身のサクでも買ってこようか、美味しくなかったら漬けにしちゃえば良い。疲れた時は簡単で美味しいものが一番いい。

こういう時の“一番”はなんだか小気味よい。そう思う。それと、疲れた時のお酒って何でしょうね。あったかいほうじ茶チューハイとか?

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