week diary 2024.09.01-07
09.01.日 晴天なり
フレンチトーストを作っているが、食パンが分厚すぎるせいでなかなか火が通らず、かれこれ1時間ほど格闘している。フレンチトーストの作り方は小学生の頃に妹に教えてもらったから、はたしてこれが正解なのか否かも分からぬ。ネット検索は意地でもしない。/昨夜、愛して止まない友人から「とにかくお前に会いたいからどっか行こうぜ」と連絡が来た。海など、山など。未だこの夏、この友人と自然散策をしていないから「近いうちに必ず」と返信をする。/ブラックのコーヒー缶。一万四千円。何となく黙っておくことが次第にどんどん増えていく。
09.02.月 朝焼けが見える
午前五時、眠れずにいる。/九月に入ってようやくエアコンを消せる時間帯が長くなってきた、ような気がする。八月分の電気代が四千円を越えていた。仕方が無い。電気とエアコンを発明した人物は偉大だ。もはや電力が無い世界は地獄と呼ぶに値する。/十月の文学フリマ、三月のグループ展、職場においての立場の変化、もろもろ気掛かり。肩書きばかりが変容して自分自身を置いてけぼりにしている。いまだに、大人になれずにいる。子供のままでいる自分の腕を無理やり引っ張っていくしかない。飲み屋街は物騒で、お酒もタバコも美味しくなくて、居酒屋みたいなところは怖くて、それでも頑張るしかないのである。
09.03.火 晴天なり
十三時に起きてから洗濯機を回す。ご飯の準備をするのが面倒でそのまま職場に行くつもりでいる。/時間が無くて病院に行くのを疎かにしていたので、二日の薬を飲めていなかったが昨日やっと行ってきた。久しぶりに副作用の目眩と吐き気がする。気圧での頭痛は酔い止めがイイとTwitterで見たけど、酔い止めは他の薬と併用できないようだ。じゃあ飲めないなぁ。/自分の性格が悪くて嫌。妹に「つまらんやつめ」と言われてしまった。少しでもまともな人間になりたくて文化的活動を好もうとしているけれど、ふとした時に「下らないなぁ」と思ってしまう。そんなものを見たり聞いたり描いたりしなくても生きていけるのに。
けれど、それらを見てにこやかに優しく笑う俳優がいて、やっぱり私は彼女のようになりたいと思うのだ。
09.04.水 晴天なり
午前一時過ぎに帰宅。風呂キャンしたので正午に起きてシャワーにする。/薬を飲む。/お昼は目玉焼きを作った。本当は食パンとベーコンがあるはずだったのだけど使い切ったことを失念していたので、今日は目玉焼きオンリー。目玉焼きは固いほうが好き。
09.05.木 晴天なり
知人と出掛ける予定が無くなり二度寝する。十四時頃に起きて、薬を飲んで、しばらく天井を眺めていると、ふと本が読みたい気分になってきた。ずっと手を付けなかった『歩道橋の魔術師』を引っ張り出す。『歩道橋の魔術師』は、私が私の誕生日に馴染みの本屋の店主(ウニがモチーフ)にわがままを言って買わせてもらった本だった。一万円分の選書をしてください、なんて要望に安易に答えてくれたのは今までの付き合いがあってこそで、やはり一時間半をかけて本屋に向かう意味はあったのだと我ながら身勝手にそう思うのである。/お腹が空く感覚はとうに消え失せたと思っていたのだが、ふと猛烈に「今ならなんでも食い切る自信と空腹」が襲ってきた。近所のほっともっとへ赴いて、特から揚げ弁当を二つ。千二百六十円を渡し、お箸が二膳ついて帰ってきたので、店員は二人分だと思っている。帰宅してから、特の、弁当を、二つとも食いあげて、「ドカ食い気絶部」というフレーズを思い浮かべながら睡魔に負けて寝た。
09.06.金 以降の記述無し
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